被災地における口腔ケアの重要性
公開日 : 2016.06.22 更新日 : 2021.10.06
言語聴覚士ニュース:言語聴覚士を含む口腔ケアチームが熊本地震に際して結成され、活動した。口腔ケアチームは高齢者の地震関連死を防ぐために重要な役割を担った。
聴覚障がい者が使う「要約筆記」への積極的な理解を
公開日 : 2016.05.31 更新日 : 2021.10.06
聴覚障がい者の3割はコミュニケーション手段が「要約筆記」などの文字である。今年4月に「障害者差別解消法」がスタートするが、まだ社会的受け入れが十分でなく、要約筆記者が派遣されての情報保障などの整備が求められる。
子どもと言語聴覚士の関わり
公開日 : 2016.05.18 更新日 : 2021.10.06
子どもの先天性奇形の中で口唇口蓋列が比較的頻繁に確認されている。子どもに関わる言語聴覚士は孤立しがちなので、仲間を作って不足を補うようにしたい。
言語や聴覚分野の脳活動計測を可能にするウェアラブル機器
公開日 : 2016.04.19 更新日 : 2021.10.06
リハビリテーションに有用と考えられる「光トポグラフィ機器」がウェアラブル化された。まだまだ保険適用範囲は少ないが、自力で症状を説明できない患者の脳機能を証明するために役立つ機器として期待できる。
子どもの吃音にどう向き合うか
公開日 : 2016.01.06 更新日 : 2021.10.06
言語聴覚士ニュース:子どもの吃音にどう向き合うかは、当事者、家族、言語聴覚士にとって大きな課題である。患者やその親に対して言語聴覚士は何ができるのだろうか。活躍の場を自ら広げつつある言語聴覚士を紹介する。
胃ろう造設の実施件数が減っていない現状について
公開日 : 2015.12.16 更新日 : 2021.10.06
厚生労働省が実施した平成25年の診療報酬改定において、胃ろう造設件数抑制を目的とした改変が実施された。その追跡調査によって、実際には胃ろうの新規造設件数が減らなかったことが分かった。原因はどこにあるのだろうか。
「食べる楽しみ」を大切に
公開日 : 2015.12.02 更新日 : 2021.10.06
嚥下障害などを持つ高齢者の「食」を支援する動きがある。新潟大医歯学総合病院内の「食の支援ステーション」では、言語聴覚士などの専任スタッフによる相談対応や介護食の展示などを行っている。
摂食嚥下障害の新しい支援スキル評価方法
公開日 : 2015.11.17 更新日 : 2021.10.06
言語聴覚士ニュース:言語聴覚士の職分には嚥下障害に対するケアという大きな役割が含まれている。摂食機能が低減した高齢者であっても基本は食べたいと望むものだ。患者の希望に寄り添うための包括的な支援スキルの評価チャートを紹介する。
干渉電流によって嚥下反射をスムーズに、兵庫医科大が開発
公開日 : 2015.10.28 更新日 : 2021.10.06
兵庫医科大(西宮市)などの研究グループでは8月31日、嚥下反射が鈍化している患者に対し、喉の神経を微弱な電気で刺激して嚥下をスムーズにする治療機器を開発したと発表した。嚥下障害では、喉の筋力低下や脳が命令を出すのが遅くなる嚥下反射の鈍化で、口に食べ物を運んでから胃に送り込むまでの過程において問題が起こる。その4割は脳卒中が主な原因とされる。嚥下障害では、本来空気が通る気管に食物が誤って入ってしまう「誤嚥」も生じやすく、年間約40万人の脳卒中患者のうち、急性期に約3人に1人が誤嚥を生じる。さらにこの誤嚥が原因で肺炎にかかる「誤嚥性肺炎」は高齢者の肺炎の7割以上を占める。高齢者にとって肺炎を発症することは命にかかわる。今回研究グループでは、筋肉が収縮しない微弱な電流でこれまでの課題であった痛みや違和感をなくし、喉の筋力強化ではなく、脳の命令を早めて嚥下反射を改善させる方法を開発した。開発した機器を試した患者12人では、嚥下速度の平均が約15%改善し、ほぼ正常な人と変わらない数値になった。機器は医療機関向けに9月下旬に発売される予定で、将来的には家庭で使用可能な装置も開発していく。
脳卒中後の患者に対する肺炎の処置について
公開日 : 2015.10.16 更新日 : 2021.10.06
言語聴覚士ニュース:言語聴覚士の仕事は言語機能にまつわる物だけではない。飲食機能にも関わっている。特にリスクが高いのは脳卒中後の患者の誤嚥性肺炎だ。その予防ケアについて新たな事実が判明したのでお知らせする。
「訪問言語聴覚士」の役割
公開日 : 2015.10.05 更新日 : 2021.10.06
地域包括ケアや在宅医療へのシフトにより、地域リハビリテーションの在り方も重要な課題になっている。“在宅"専門の言語聴覚士の平澤哲哉氏は、山梨県内で2002年から活動しているパイオニア的存在だ。平澤氏は失語症者などの20人ほどの利用者を定期的に訪問し、言語機能、構音機能、摂食嚥下機能などの機能回復訓練を行っている。前職が病院勤務だった平澤氏は、在院日数の短縮化、言語聴覚士不足、外来リハの訓練回数の少なさ、時間・期間の不十分など、退院後の継続的なリハビリ体制が整備されていないことを痛感していた。国内の言語聴覚士約2万5千人のうち約75%は医療機関に勤務しており、介護保険サービス関連の施設に勤務する言語聴覚士はまだ16%程度しかいない。平澤氏自身も失語症を経験して、孤独感を感じる当事者には、気持ちを汲みとり、存在を認められるような心理的支援も重要と感じている。高齢化からの認知症に伴う摂食嚥下障害やコミュニケーション障害、自閉症・発達障害など、地域リハで求められる言語聴覚士の役割はあり、最もは生活をどう支えていけるかが大事だと平澤氏は語る。
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