理学療法士の組むリハビリメニューで肩腱板損傷のセルフケア
公開日 : 2015.11.01 更新日 : 2021.10.06
60代の発症が多い肩腱板損傷。イギリス・国民保健サービスによると 理学療法士が組むメニューでの「セルフリハビリ」は通常の理学療法と同じ効果があるという。より重度の肩腱板断裂では手術を行った方が痛みや機能障害が軽くなるとの報告がオランダであった。
歩行訓練に支援ロボットが続々登場
公開日 : 2015.10.19 更新日 : 2021.10.06
歩行訓練支援を行うロボットが次々と登場している。まずは、豊橋技術科学大学(豊橋市)の研究グループが開発した「Lucia(ルチア)」。同研究グループが2013年に福島県立医科大学と協働して開発した回診支援ロボット「Terapio(テラピオ)」の機能に加え、パーキンソン病患者や片麻痺患者に患者に踏み出す位置を提示したり、全身姿勢を検知するなど、理学療法士などの歩行訓練業務を支援する機能が新たに追加された。「特別養護老人ホーム新とみ」(東京都中央区)では、ロボット開発などを行うリーフ株式会社(北九州市小倉北区)が手掛ける歩行リハビリ支援ロボット「Tree」を導入。利用者のふくらはぎに装着した親機と専用インソール(靴の中敷き)からBluetoothでTree本体にデータを取り込み、歩行動作の安定性や歩幅の向上、歩行時の姿勢改善などを数値化する。患者本人も歩行訓練の効果を実感できて、モチベーションが上がる。細かい指示が可能でスタッフからも好評だ。機械工業メーカーのホンダでは歩行訓練機器「歩行アシスト」のリース販売を11月から病院や施設など向けに始める。同社が開発したヒューマノイドロボット「ASIMO(アシモ)」の歩行理論を採用しており、3kgにも満たない機器を腰と両足に装着すると、歩行時の股関節の動きを内蔵センサーが検知し、モーターによって足の動きを補助する。「人とロボットが共生する世界」が日常になるのはそう遠くはないかもしれない。
「1日2時間」、「1時間に2分」、歩いて健康に
公開日 : 2015.10.13 更新日 : 2021.10.06
オーストラリアのクイーンズランド大学の研究グループによると、毎日の生活で座る時間が長いと血糖値・脂質値が上昇し、体重増加や心疾患の発症など心血管系に悪影響を及ぼすという。一方で、1日2時間、座位から立位に替えることでこれらは改善することが出来て、ウエストも細くなり、座る時間をウォーキングに替えるとウエストサイズの現象やBMIの改善も図れるという。立ったり、歩いたりする軽度の運動でも健康への効果が十分にあるようだ。座っている時間が長いとたとえ定期的に運動していても若年死亡など多くの健康リスクが高まるとされているが、推奨される中等度の運動量を確保するのもなかなか難しい。しかし、米ユタ大学での研究結果では、1時間ごとにたった2分歩くことで、座りっぱなしでいることによる健康への悪影響を打ち消せるようだ。また毎日続けることで1週間に推奨される運動量にも近づくという。
2週間運動をやめると筋力は大幅低下
公開日 : 2015.10.03 更新日 : 2021.10.06
生活習慣病やメタボなどの予防・改善に毎日の食事や運動が大切と言われている。その運動と筋力について、デンマーク健康加齢センターとコペンハーゲン大学Andreas Vigelsoe氏(生物医科学部)らによって新しい研究成果が報告された。「2週間運動しない」と筋力が大幅に低下し、若い人の約3人に1人に約500g、高齢者の約4人に1人に約250gの筋力低下が認められたという。また、元からの筋肉量が多い人ほど運動を休んだことで失われる筋肉量が多いことも明らかとなった。若い男性が2週間運動しないことでの脚の筋力の低下は40~50歳分の急激な老化に相当するという。また、高齢者は若い人に比べて失う筋肉量は約半分と少ないが、加齢により健康状態が劣っていくためQOLへの影響が大きくなり、筋肉量低下は重大な問題になる。対象者は運動制限後に週3~4回、1ヶ月半の間、自転車トレーニングを実施したが、筋肉量は元に戻らなかった。筋力強化にはウェイトトレーニングを取り入れる必要がある。また、それには運動しなかった期間の約3倍の期間を要する。
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