東京都墨田区の言語聴覚士の転職・求人情報

担当：金子 宗史
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今回は、作業療法士さんの見学に同行させていただきました。
言語聴覚士さんにも参考になればと思います！

【見学スケジュール】
まず総務課の係長から病院の概要の説明があり、その後に院内とリハビリ科主任から業務内容について説明がございます。

【病院の紹介】
昭和31年開設された地域密着型の病院です。
病床数は130床と中規模ながら、療養・急性期・回復期とトータルケアを行っております。まさに病院の特色はそこにあり、病院でカバーが出来ない場合を想定して近隣のクリニックや大学病院などの連携に力を入れています。
また病院間の連携だけでは限界があるので、日常的に街の方々とのコミュニケーションを図っています。
例えば月に一度、医療講座を開講し、予防医学やもし病気になってしまった時の知識を住民の方々に向けて発信をしています。

【職員に対して行っていること】
病院の説明をしていただいた総務課係長より、人は宝だとお言葉がありました。
『職員が居て医療を提供をすることが出来る』
これを忘れたら、病院は良い医療を提供が出来ないとおっしゃっておりました。
またその為に院内や院外の研修にも力を入れており、院外研修の場合はなるべく勤務扱いにし、研修手当も支給をされています。

ひとりひとりの技術を向上させ、医療とはチームで行うものなので、チームとなった際に1＋1＝2ではなく、3以上の力を発揮するために福利厚生の一環として研修を行っています。そして人材が定着をするためにその人に合った働き方を、と取り組んでいます。

有給申請は高い確率で取れますし、産休や育休もあります。ママさん職員には残業はなるべくさせず、時間外の研修に出られない場合は次回の勤務時に情報の共有をしたり、困った時はお互い様の精神が根付いているようです。

【リハビリ科について】
現在（2015年8月）では、PT7名・OT3名・ST0名となっています。
入院をしている患者様の平均年齢が80代、外来に来られる患者様の平均年齢が60代以上と高齢者が多く、その為、認知症の患者様が年々、増えております。
病院としては地域の課題として取り組むべく、認知症の方へのリハビリを強化しています。
作業療法士の方に認知症ケアの認定をお持ちの方もいるので、認知症のケアを志している方にもオススメです。
また認知症ケアの他に呼吸器の有名な先生がいらっしゃるので呼吸器リハビリにも力をいれており、呼吸器の医師からも指導を受けることも可能です。

目標単位数は19単位です。大体、1日8～10名程度の患者様を担当して頂きます。
しかし、上記で述べたように高齢者の患者様が多く、60分のリハビリは滅多になく、20分～40分のリハビリがメインになります。
そして地域包括病棟が開棟されたので、在宅復帰率70％を目指し、職員みなさまで努力をされています。

しかしながら、墨田区は独居老人が多いのが現状で、安易かつ無責任に自宅に戻すのではなく、病院を出た後にきちんとその方が安心・安全な生活が出来るように、連携している医療・介護施設を紹介することもあるそうです。

【その他】
病院はスカイツリーが近くにあり、社員食堂が７階にあるのでその眺めは最高でした。
なんと窓に収まりきれないくらいの近さにあり、天気が良い日は青空とスカイツリーと1食180円（デザート付！）の安くて美味しいランチを楽しめます。

病院自体は昭和30年代に開設をされており、歴史があるのですが、平成15年に新棟を増設し、院内はとても綺麗でした。
すれ違う看護師さんやコメディカル職種の方もきちんと挨拶をして頂き、接遇がしっかりしている印象を受けたので総務の方に伺うと、「医療はサービス業だから、接遇がしっかりしていない病院は今後淘汰されるでしょうね」とおっしゃっておりました。

【金子所感】
とても働きやすい環境であり、スキルアップも望める環境だと思います。
私がご一緒に見学に伺ったのはお子様がいらっしゃる作業療法士さんでした。

やはりお子様のことが第一優先ですので、残業や有給消化率などを確認したところ、「その人に会った働き方」の実践をしているお話を聞き、とても安心をされておりました。
それを実践出来ているのは院長先生が率先して、その考えを普及していることにあります。
院長先生とはお会いできませんでしたが、総務の方から「うちの院長は下町の院長だから人情に厚いんですよ」と伺いました。

近隣には総合病院や大学病院など大きな病院がありますが、こちらの病院は働きやすい上に総合診療と研修制度にも力をいれているので大きな病院さんに負けず劣らず学べると思います。
リハビリ科の方々も若くて、活気ある雰囲気ですので、きっと中途で入られた方や新卒の方でも安心して、長くご勤務頂けます。