診療放射線技師の仕事の魅力をご紹介！やりがいや大変なことを解説

さまざまな検査を駆使して、患者さんの身体から疾患を見つける診療放射線技師。その仕事の魅力とはいったい何なのでしょうか。今回は診療放射線技師として働くことの魅力ややりがいを徹底解説していきます。合わせて、診療放射線技師の仕事ならではの大変なこともご紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。

診療放射線技師の仕事の魅力

注目が集まる診療放射線技師の仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。今目指すべき理由をご紹介します。

チーム医療に貢献できる

診療放射線技師は、医師・歯科医師の指示のもと、検査や撮影、治療を行います。放射線技術に関する専門性の高い職業ではありますが、その専門性を発揮することで、チーム医療の一員として、患者により質の高い医療を届けることができるでしょう。

幅広い業務を担当できる

診療放射線技師の仕事は、病気の発見だけでなく治療にまで及びます。 病気の診断や治療方針の決定における重要な判断材料となる検査画像の撮影、早期発見・治療が欠かせないガンなどの病気の放射線治療、両方を行えるので、責任感と達成感を感じながら仕事ができるでしょう。

知識や技術を磨き続けられる

放射線技術が発展し続ける中、それらを扱う診療放射線技師にとって、日々の知識や技術の向上は欠かせません。常に新しい情報を収集し、スキルを磨き続けることができる職種の一つと言えるでしょう。

待遇が安定している

診療放射線技師の年収は全国平均512.2万円(※1)と、日本全体の平均年収433万円(※2)よりもかなり高い傾向にあります。国家資格なので需要が高く、病院や検査センターなどの臨床の現場だけでなく一般企業や研究所でも資格を活かして働くことが可能です。
※1出典：厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
※2出典：国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」

診療放射線技師の仕事のやりがい

さまざまな業務を担当する診療放射線技師。特にやりがいを感じる2つのポイントについてご紹介します。

医師が判断しやすい画像が撮影できたとき

検査や撮影には技術が必要です。放射線の当て方や患者の体の角度によっては、骨で内臓が隠れてしまい、肝心の疾患が見えないこともあります。確かな技術と経験が必要だからこそ、医師が診断しやすい画像を撮影できたときは、診療放射線技師の役割を果たせていると実感でき、やりがいを感じられるはずです。

患者さんから「ありがとう」と言われたとき

検査や撮影の際は、患者さんと直で接しコミュニケーションを取りながら進める必要があります。病状によっては定期的に検査を行い、病気の進行を確認することもあるので、自然と患者さんとの距離が近くなる点がこの仕事の特徴。お互いにストレスが発生しないようテキパキと検査を進めたあと、患者さんから感謝の言葉をかけてもらえると、多くの人の健康を支えていると実感できやりがいを感じられるでしょう。

診療放射線技師の仕事で大変なポイント

一方で、幅広く深い知識が求められる診療放射線技師の仕事には、大変なポイントもあります。一つ一つ見ていきましょう。

患者さんとのコミュニケーション

診療放射線技師の仕事では患者さんに協力を仰ぎ、時には体に直接触れながら検査・治療を進める必要があるため、コミュニケーションは欠かせません。患者さんと信頼関係を築くために神経を張り巡らせながらコミュニケーションをとる必要があるので、慣れるまでは精神的な疲れを感じる人もいるでしょう。

夜勤や当直勤務による不規則な生活

総合病院や救急病院では、場合によっては夜勤や当直の勤務が発生することがあります。また、小規模で診療放射線技師が少ない病院では、急な呼び出しがかかることも。基本的には安定した規則正しい勤務ができる診療放射線技師ですが、勤務する施設の状況によっては、不規則な時間の勤務があることを念頭に置いておきましょう。

情報や知識のアップデート

放射線検査や放射線治療の分野は、常に新しい知識や技術が生まれるため、学び続ける姿勢が不可欠です。スキル向上のために日々努力することをやりがいに感じられないと、続けるのが難しいかもしれません。

診療放射線技師に向いている人とは？

診療放射線技師は、幅広い知識や技術が必要な職種です。医療技術の最先端で働くことを楽しみながら、継続して意欲的にレベルアップできるような、知的好奇心がある人が向いているでしょう。 また、検査や治療でさまざまな患者さんと接するため、高いコミュニケーション能力が求められます。重い機器や用具も多く、体力勝負な職種とも言えるので、平均以上の体力があることが望ましいでしょう。

診療放射線技師の仕事は魅力満載！自分に合った職場でやりがいを見つけよう

診療放射線技師の仕事の魅力ややりがい、そして大変な点についてご紹介してきました。裁量をもって、検査から治療、開発まで幅広く携われる診療放射線技師の業務ですが、その分、深い知識やコミュニケーション能力が求められます。ご紹介した内容を参考に良い診療放射線技師になるための能力を身につけていきましょう。
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