診療放射線技師とはどんな仕事?仕事内容や働き方を解説

漫画やテレビドラマをきっかけに注目を集め始めた診療放射線技師。その仕事内容は一体どんなものなのでしょうか。そこで今回は、具体的にどんな検査を行うのか、どのような場所で働くのかなどを徹底解説していきます。気になる働き方についてもご紹介していくので、ぜひご覧ください。

診療放射線技師とは?

診療放射線技師とは、医師・歯科医師の指示のもと、放射線治療装置を用いた撮影や検査、治療を行う医療技術職です。放射線を用いた業務全般だけでなく、MRIや超音波検査、眼底検査などの超音波をしようしない検査業務も行います。

診療放射線技師の仕事内容

・検査
・放射線治療
・放射線管理
診療放射線技師の仕事は多岐にわたります。仕事内容を主に3つに分類しながら、解説していきます。

検査

主な検査業務 業務内容
一般X線撮影(レントゲン) 肋骨や横隔膜を撮影することで、肺や心臓の病気の有無を調べる。
乳房X線撮影(マンモグラフィ) 乳房をさまざまな角度から圧迫しながら撮影し、腫瘍の有無や大きさを調べる。近年では女性医師が担当することも多い。
一般X線撮影(レントゲン) 肋骨や横隔膜を撮影することで、肺や心臓の病気の有無を調べる。
CT検査 トンネル状の機械に入り全身にX線を当てることで、体の断面や内臓の3D画像を撮影し、腫瘍の有無や転移を調べる。
MRI検査 トンネル状の機械に入り全身に電波を当てることで、体の断面をさまざまな角度で撮影し、主に臓器における腫瘍の有無や転移を調べる。
血管造影検査 カテーテルを使って動脈に造影剤を流し込み、血管の状態をX線撮影します。医師や看護師の立ち合いのもと行われ、特にチーム医療の重要性が問われる検査です。
消化管造影検査 特定の臓器や疾患に集積する性質がある、微量の放射性物質を含んだ薬品を体内に投与し、体内からの反応を撮影することで、臓器や病気の状態を調べる。
核医学検査(RI検査) いわゆる「バリウム検査」。薬剤により胃を膨らませ、食道や胃、十二指腸を撮影する。患者の協力が不可欠なため、コミュニケーション力が問われる。
超音波検査 超音波を体に当て、その反射派(エコー)を画像化することで、内臓の様子を映し出す。骨や肺、脳などは検査できない。
骨密度検査 X線もしくは超音波を使用して、骨の密度を検査する。骨粗しょう症の予防を目的に行われる。
X線検査やCTなどの放射線を使用した検査から、MRIや超音波検査、心電図などの放射線を使用しない検査まで、ありとあらゆる検査を担当します。検査後は、撮影した画像をもとに、病気の有無を確認する「読影」の補助も担当。
病気の診断や治療方針の決定における重要な判断材料となる、撮影・診断に大きく関与する 仕事です。

放射線治療

放射線を用いて主に悪性の腫瘍(ガン)を治療します。手術や抗がん剤治療と並ぶ、ガンに有効な治療法のひとつです。 ひとえに放射線治療と言っても、体外からがんのある部位に放射線を当てる方法や、抗がん剤治療と並行して行う方法、根治ではなく症状を和らげる目的で行われる治療法など多岐にわたります。

放射線管理

医療の現場には欠かせない放射線ですが、使用量や管理方法を誤ると、人体に有害な影響を及ぼします。診療放射線技師は、放射線機器を扱った検査や治療の専門職として、これらが安全に利用できるよう管理・点検を徹底しなくてはなりません。直接、患者の前に立つ業務ではありませんが、患者や病院全体の安全を守るために重要な業務です。

診療放射線技師の勤務先

・総合病院
・診療所・クリニック・医院
・検査施設
・医療機器関連企業
診療放射線技師は一体どんな職場で働くことになるのでしょうか。診療放射線技師が必要とされる現場を一つずつご紹介していきます。

総合病院

国公立病院や大学病院などの大規模な病院では、基本的に担当が細かく分けられるので、特定の検査工程に従事することになるでしょう。数年間、ずっとひとつの検査機器だけ担当するという場合もあり、その分、高い知識と正確な診断が求められます。病床数も多く経験を積めるので、一つの検査の専門性を高めたい人におすすめです。

診療所・クリニック・医院

診療所・クリニックなどの小規模な施設では、さまざまな検査工程を1人で担当する場合が多いでしょう。多くの検査機器を場面に応じて適切に使い分ける技術が求められます。 この規模の施設では、必ずしも施設内にCTやMRIの装置があるとは限りません。しかし、ある場合は高待遇で多くの実践経験を積めるはずです。

検査施設

病院の健診や検査センター、保健所などの検査施設で検査業務を行います。検診車で企業や学校に行き、健康診断の業務を行うことも。 病院に診察に来た患者ではないので緊急は要しませんが、胸部X線や胃検診、マンモグラフィ検査、骨密度検査を中心に、手早く正確に進めていく必要があります。

医療機器関連企業・研究機関

少数ではありますが、企業や研究機関で放射線技術の開発や研究をしたり、医療機器メーカーでアプリケーションスペシャリストとして勤務する場合もあります。放射線機器に関する専門知識をもとに、放射線技術の安全な発展のための一端を担う仕事です。 検査を行うことはありませんが、患者を相手にしていない分、比較的安定した仕事環境で働けるでしょう。

診療放射線技師の働き方

基本的には日勤体制のため、規則正しい就労時間で勤務できる場合が多いです。しかし、救急病院や小規模で診療放射線技師が少ない病院などでは、休日や夜間に急な患者が入ることも。 勤務先の患者数や診療放射線技師の数によっても働き方は大きく変化するので、職場選びの際は何を重視するかよく考えてから選びましょう。

放射線技術を扱う診療放射線技師としてチーム医療を支えよう!

放射線技術に関する深い知識をもとに、検査や治療、管理まで行う診療放射線技師。その業務内容は多岐にわたり、放射線技術に関係のない検査まで担当します。患者が自分の病気を適切に知り、適切に治療するために放射線による検査や治療は欠かせません。チーム医療の縁の下の力持ちとして、きっとやりがいを感じられるでしょう。
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