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筑波大学は3月5日、武田文氏(同大体育系教授)、門間貴史氏(同特任助教)、徳山薫平氏(同教授)および佐藤誠氏(国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)教授)らの研究グループによって、学生アスリートの『睡眠障害』と「生活習慣」・「競技活動」・「競技ストレッサー」・「メンタルヘルス」との関係について分析した結果、深夜時間帯のアルバイトで「就寝時刻」が遅い学生アスリートや朝練で「起床時刻」が早い学生アスリートで『睡眠障害』との強い関連が認められたことを発表した。
同研究成果は、「Sleep Medicine」(電子版)で先行公開されている。
同研究グループでは、5大学の体育系学部で1、2年生対象の授業を受講した学生(1,875名、2016年4~11月)に、無記名自記式質問紙調査を実施。
回収した質問紙(1,738名が回答、回答率92.7%)のうち、運動部に所属している1、2年生で 完全回答を得た906名(男性:70.1%、平均年齢:19.1±0.8歳)のデータを解析。
『睡眠障害』と「生活習慣(「就寝時刻」、「起床時刻」、「喫煙」、「飲酒」、「食事」、
「アルバイト」、「消灯後の電子機器使用」)」、「競技活動(「週当たりの練習時間」、「週当たりの朝練習(午前9時以前の練習)」、「夜練習(午後9時以降の練習)」の頻度)」、「競技ストレッサー」、「メンタルヘルス」との関連について、属性(年齢、性別、BMI)を調整した多重ロジスティック回帰分析により検討した。
解析結果からは、生活習慣である「就寝時刻」と「起床時刻」において、『睡眠障害』と強い関連が認められた。
「就寝時刻」では、『午後11時以前』と比較して、『午前1時以降』と『午前0時台』の学生アスリートは睡眠障害のリスクが高かった。
また、「深夜時間帯(午後11時以降)のアルバイト」をしている学生アスリートは、していない学生アスリートと比較して睡眠障害のリスクが明らかに高くなっており、さらに、「消灯後の携帯電話・スマートフォン」を使用している学生アスリートは、使用しない学生アスリートと比較して、睡眠障害のリスクが明らかに高くなっていたとしている。
「起床時刻」では、『午前6時台』と『午前7時台』と回答した学生アスリートで睡眠障害のリスクが高かった。
『朝練習(午前9時以前の練習)』を週4日以上している学生アスリートは、しない学生アスリートと比較して、睡眠障害のリスクが有意に高いことも判明した。
さらに、『意欲喪失ストレッサー』が強い学生アスリートや『メンタルヘルス』が不良な学生アスリートでも、睡眠障害のリスクが有意に高かったという。
今回の研究成果から、学生アスリートの「睡眠コンディショニング」の重要なポイントを、学生アスリートのデータに基づいた解析から初めて明らかにするものとなった。
同研究グループでは、今後、アスリートの睡眠障害の予防・改善のためには、「就寝・起床時刻の調整」、「消灯後のスマホ使用を控える」などの生活習慣面の対策を行うことに加え、「朝を避けた練習時間帯の調整」、「競技に関する意欲喪失ストレッサーの低減・対処」、「メンタルヘルスの保持改善」などの競技活動面での支援対策も望まれるとしている。
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