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出張や旅行などで新幹線や飛行機での長時間の移動をすると、座り続けることで「エコノミークラス症候群」を発症しやすい。 正式には、下肢の深部静脈に血栓ができる「深部静脈血栓塞栓症」と、その血栓が血流に乗って肺に運ばれて肺動脈の塞栓をもたらす「肺血栓塞栓症」の2つの総称として、「静脈血栓塞栓症」と呼ばれる。
過去の研究では、手術患者・がん患者、妊婦、身長が高い人などが静脈血栓塞栓症の発症リスクが高いとされていた。 最近では、スウェーデンの研究グループでは、身長が低い人は高い人と比較して「静脈血栓塞栓症」を発症するリスクが低いことが示されたことを発表している。「背の高い人」は脚の静脈が長い分、問題が生じ得る面積も広いことに加え、重力の影響で血管に圧力がかかるために血流が滞りやすいという。(同研究結果は、「Circulation: Cardiovascular Genetics」10月号に掲載。)
エコノミークラス症候群の予防法は、まずは、脱水状態を避けるためのこまめな水分補給だ。また、1時間に一度など定期的にトイレに行くなどで立ち上がって歩く、ふくらはぎなど脚の筋肉を動かすと血流が促せる。 「貧乏ゆすり」や「弾性(着圧)ストッキングの着用」も有効だが、締め付けが強すぎて、逆に血流を悪くするものには注意が必要で、服装でも、足を締め付ける生地が硬いジーンズなどは避けて、伸縮性のあるストレッチ素材のものがいい。
下肢が固定されて、静脈が圧迫されるために発症する病気で、車での移動時やデスクワーク、テレビ視聴などでも、同じ姿勢で2時間以上の長時間動かずにいることは死亡リスクが高まり、イギリスで行われた調査によると「1日7時間以上」座っている人は、「5時間以下」の人と比較して、死亡リスクが高まるという。 移動に限らず、長時間ずっと座っていること自体が健康には悪影響を及ぼすため、こまめに立ち歩くことや、貧乏ゆすりなどでも血流を改善したい。

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