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アメリカ・ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の元選手30人が、慢性外傷性脳症(CTE)の研究のため、自身の脳を死後に提供することを新たに表明した。CTEは繰り返しの脳震盪(のうしんとう)や頭部への衝撃により誘発されると考えられている進行性の脳変性による脳症。
同リーグに所属する多数の選手が、死亡した後にCTEがあったと診断されている一方で、CTEの明確な診断は死後の解剖でしか行うことができない。
慢性外傷性脳症(CTE)はアメリカンフットボール以外でも接触の多いスポーツの選手の多くに見られ、有名なのはボクシングによる『パンチドランカー』。それ以外にも、アイスホッケー、レスリング、野球、サッカーなどの選手にも見られる。
近年、このようなスポーツ選手や兵士などで頭部に外傷を受傷した場合に、数年経って慢性的な認知機能の障害や抑うつ状態の症状が現れることが報告されている。
軽症の頭部外傷が繰り返されることでCTEを誘発していると考えられ、その患者の多くは比較的若年層であるため社会的な影響も大きい。そのため、海外では病態メカニズムの解明や診断・治療法の研究が進められている。
さらにアメリカ・フロリダ州立大学医学部(Florida State University College of Medicine)の研究チームが昨年4月11日に報告した研究結果では、元NFL選手の約43%に外傷性脳損傷(TBI)の兆候があったという。
TBIは頭部への物理的な衝撃による脳の損傷で、特にアメフトでは激しい衝突やタックルによる長期間の脳への影響がこのような兆候になっていることが懸念されるという。
今回NFLの元選手30人が死後に自身の脳を提供される脳バンクは、脳震盪レガシー財団(Concussion Legacy Foundation)によって2008年に米ボストン大学および米国退役軍人省との協力により設立され、脳震盪やALS(筋萎縮性側索硬化症)、脳外傷に関連する症状に特化した世界最大のCTE脳バンクとなっている。
これまでに提供されているのは385人の脳だが、そのうち6割を超える240人以上の脳でCTEが確定している。
アメリカンフットボール選手だけでなく、サッカーなどのスポーツ選手やレーシングドライバーをはじめ、この9年間でCTE脳バンクへの脳提供の申し出は、スポーツ選手・退役軍人など計1467人に上っている。
同財団では、脳提供は現役・元アスリートが脳外傷の研究に貢献できる有効な手段だとしており、脳バンクの研究がCTEの予防法や治療法の開発のきっかけになるとしている。
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