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アニメ化・映画化もされ、単行本の累計発行部数は1900万部を超えている人気漫画「宇宙兄弟」。30歳を超えて宇宙飛行士を再び目指し始めた兄・南波六太(ムッタ)と、それを支える弟・日々人(ヒビト)の兄弟愛と壮大な宇宙開発の現場を描いた作品だ。
この「宇宙兄弟」のパワーが、神経難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の疾患啓発・治療薬の開発を後押ししている。
登場人物にちなんで設立されたチャリティプロジェクト「せりか基金」では、ALSの治療法・原因究明につながる研究などの資金援助を行うためのもので、9月25日から助成先の公募を開始した。
萎縮性側索硬化症(ALS)は、神経が徐々に壊れていき、全身の筋肉が萎縮する原因不明の難病。国内にも約9500人いるとされる。
同ストーリーでは、登場人物の1人、兄弟の恩師で天文学者のシャロンがALSを発症し、また医師として登場するヒロイン・伊東せりかが幼い頃に亡くした父はALS患者だった。
せりかは、ALS研究・治療薬開発のために宇宙飛行士を目指し、見事試験に合格したせりかがISS(国際宇宙ステーション)で新薬開発実験にも成功するのはストーリーの一つのハイライトだ。
しかし、現実世界にあるのは、症状の進行を遅らせる薬のみで、ALSは治す薬がまだ開発されていない「不治の病」だ。
「せりか基金」がスタートしたのは、今年5月22日。作者の小山宙哉(ちゅうや)氏は、これまで多くのALS患者に直接取材を重ねており、制作スタッフの中からは、ALSの現状を知って、「何か力になれることはないか」という思いを持ち始めた人もいたという。
「せりか基金」を設立したのは、クリエイター・エージェンシーの株式会社コルク(東京都渋谷区、佐渡島庸平社長)。小山氏の権利を代行し、Tシャツ・シリコンバンド、ステッカーなどのチャリティグッズ販売から約600万円の収益金を得た。
今回、それを元手に、ALSの治療方法を見つけるための研究開発2件の助成(1件上限300万円)を行う『「せりか基金」賞』に取り組む。
助成先を決める審査委員は、井上治久・京都大学iPS細胞研究所教授ら5人の専門家で、12月中旬にその結果を発表する予定だ(募集は10月25日まで)
せりか基金プロジェクト責任者の黒川久里子氏によると、「読者やファンクラブから、漫画のストーリーのようなALS治療薬が現実になったらいいという声をもらい、宇宙兄弟だからこそできる支援として「治療薬開発への寄付」を決めた」という。
寄付先としては、ALS患者の療養費や移動費なども迷ったが、従来の「治療薬の開発」では、成果をあげられるかどうか分からない分野に治療研究費が回りにくくなっているという。
宇宙兄弟をきっかけに始まったチャリティプロジェクト「せりか基金」。ALSをいつか治る病気とするために、ALSの啓発及び治療薬の開発資金を集める取り組みの今後に注目したい。
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