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あすか製薬株式会社(本社:東京都港区、山口 隆社長)では、2016年11月29日に『肝性脳症』における高アンモニア血症改善を効能・効果とする難吸収性抗菌薬「リフキシマ」(一般名:リファキシミン)を発売した。
同剤は「Alfa Wassermann S.p.A」(本社:イタリア ボローニャ)により創製・開発され、同社が導入した、リファマイシン系の難吸収性抗菌薬であり「肝性脳症における高アンモニア血症の改善」を効能・効果として、2016 年 9 月 に国内における製造販売承認を取得していた。
肝性脳症は、肝障害(劇症肝炎や肝硬変など)に起因する重篤な合併症だ。その発症メカニズムとして複数の要因が挙げられているが、主に食事などで摂取したタンパク質が腸内細菌に分解されてできるアンモニアなどの有害物質を肝障害によって正常に代謝できなくなることで起こるとされる。
血液中のアンモニア濃度が上昇すると、脳に直接的なダメージを与えるため、精神神経症状や意識障害な行動異常が見られる。また、重症化すると昏睡状態にも陥り、最悪の場合は生命にまで危険が及ぶ病気だ。
肝性脳症の初期症状は、認知症・抑うつ・アルコール中毒などに見られる『認知機能の低下』と類似しているため、実際には肝性脳症であってもそれらと混同されてしまうケースがある。
しかし、症状が進行すると、時や場所などの指南力障害や異常行動、手指の「羽ばたき振戦」も見られる。患者本人だけでなく、家族や周囲の負担も大きい。
国内の肝炎患者数では推計300万人とされ、肝炎の慢性化が原因で発症する肝硬変の患者数は50万人といわれるため、この肝性脳症リスクのある患者も非常に多いと考えられる。現状の患者数は推計3万人とされる。
アンモニアが肝臓で代謝・解毒される際に、肝細胞障害などで正常に代謝されず、「高アンモニア血症」を引き起こすため、同剤ではアンモニアをターゲットにこの「高アンモニア血症」を改善する。
従来の高アンモニア血症に用いられていたのは、「合成二糖類」・「分岐鎖アミノ酸(BCAA)だ。前者ではアンモニアの産生・吸収を抑制し、後者は筋肉におけるアンモニアの代謝を促進することで症状を改善させる。今回の「リフキシマ」では、合成二糖類と同様に腸管内でのアンモニア産生を抑制する。
近年、アメリカで「ミニマル肝性脳症」とも呼ばれる、自覚症状のない『超』初期の肝性脳症でも日常生活におけるQOL低下を招き、交通事故リスクを高めるとも報告されているようだ。今後は、同症リスクへの同剤の効果などの関連性も明らかにされていくことが期待される。
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