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ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医療品部門のヤンセンファーマ株式会社(東京都千代田区、クリス・フウリガン社長)では、2016年11月に抗HIV薬による治療経験がない成人患者及びダルナビル耐性関連変異を持たない抗HIV薬既治療成人患者に対するHIV感染症治療薬「プレジコビックス®配合錠(一般名:ダルナビル/コビシスタット配合錠)」の国内製造販売承認を取得したと発表した。
同社では、同年7月に同剤の国内製造販売承認申請をしていた。
HIVの治療法としては、「ART(抗レトロウイルス療法)」と呼ばれる多剤併用療法が主流であり、「ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)」、「非核酸系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)」、「プロテアーゼ阻害薬(PI)」、「インテグラーゼ阻害薬(INSTI)」、「侵入阻害薬(CCR5受容体拮抗)」の抗HIV薬を組み合わせ服用により、3〜4剤の薬を使用する。
国内ではダルビナル(PI)を用いる治療法としては、「キードラッグ」であるダルビナルに加え、ブースター(追加免疫)効果のある「コビシスタット(INSTI)」と「バックボーンドラッグ」の配合錠(NRTI)を組み合わせて使用することが推奨されている。
今回の抗HIV治療薬は、PI(プロテアーゼ)阻害剤(HIVを増殖させる役割の酵素「プロテアーゼ」を阻害する)で、国内初となるコビシスタットとの配合剤となる。
プロテアーゼ阻害剤の配合錠としては、欧州で2014年11月に、米国で2015年1月にすでに製造販売が承認されている。
これまで使用されていた抗HIV治療薬では、「キードラック」に同社の発売しているPI阻害剤「プリジスタ」に加え、ブースターとして同じくPI阻害剤の「リトナビル」、さらに「バックボーンドラック」としてNRTIを併用しての『1日1回3錠』の服用が必要だった。
今回のプレジコビックス配合錠では、ダルナビルとコビシスタットが1回1錠で服用可能になるため、『1日1回2錠』の服用ですむ。
同社では、今回の製造販売承認によって、患者に新たな治療の選択肢が提供されることで服薬時の負担軽減にも寄与するとしている。
またHIV領域における複数の治療オプションを提供することで、HIV感染患者とその家族の多様なニーズとQOL向上に引き続き貢献していきたいとしている。
厚生労働省エイズ動向委員会が発表した「平成27年エイズ発生動向年報」によると、日本国内における年間の新規HIV感染者および新規AIDS患者報告数は約1,500人に上る。
新規HIV感染者は2007年以降、年間1,000件以上報告されており、新規AIDS患者でも2006年以降、年間400件以上となっている。
また、ユニセフ(国連児童基金)による報告書では、新たにHIVに感染した青少年(15~19歳)の数は2015年では25万人。青少年の主な死亡原因にもなっている。ユニセフでは今後、対策が進まなければ、2030年には毎年40万人近くにのぼると予測している。
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