「電子お薬手帳」で服薬管理をより便利に、滋賀県薬が導入

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薬の処方内容を記録する「お薬手帳」の電子化が進んでいる。
服薬履歴をいつでもスマートフォンなどで確認でき、服薬の時間を知らせるなどの機能付きのアプリなども登場している。
現在、調剤薬局チェーンなど約30事業者がさまざまなアプリを開発・運営している。 処方薬情報に加えて、血圧や血糖値を測定すると自動的に記録されるなどの機能を持つアプリもある。
滋賀県薬剤師会では、昨春から全国10地域で試験サービスを展開するソニーのカード型電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」の本格的な導入に踏み切った。 2014年10月から3年間の推進事業を開始している。
同薬剤師会では薬剤師や薬局の機能充実に「電子お薬手帳」は必須と考え、各種電子お薬手帳を比較した上で「harmo」を選定。昨春に約40軒、昨秋には追加募集を行い、現在、滋賀県薬の約200軒の会員薬局が導入している。 さらに今春の追加募集によって導入薬局は会員薬局の半数に相当する約250軒に増える見通しだ。

「電子お薬手帳」による服薬管理

お薬手帳は2000年に国の制度となって以降、調剤薬局などで紙の手帳が無料配布されている。
複数の医療機関を受診した際でも、処方薬に関する情報を一括管理でき、重複投与の防止などのメリットがある。
電子化されることで時間や場所を選ばずに服薬中の薬を確認できるようになり、harmoの特徴は、患者の調剤情報をリアルタイムに共有できる機能が備わり、患者が指定した家族や薬剤師を含む医療・介護従事者らは、調剤情報や患者が入力した副作用情報を閲覧できる

ICカードとクラウドで調剤情報を処理、スマホアプリの活用も可能

harmoではクラウドとICカードを使い、患者は薬局店頭の専用端末にICカードをタッチするだけで、調剤情報などの薬局で入力された情報がクラウド上に反映される。
患者自身がスマートフォンにアプリをインストールすれば、アプリから調剤履歴を確認できる。
患者が薬局から遠い場所か問い合わせても、薬剤師は飲んでいる薬を正確に把握した上で対応できる。
電話での問い合わせ内容や出した指示やりとりは記録もできるようになっている。
患者はICカードのみでもICカードとアプリとの併用でもどちらでも利用できる。
個人情報はICカードに、調剤情報はクラウドに分けられる仕組みが採用されていることで患者のプライバシーに対する安全性も高い

利用者を増やして、調剤情報を共有化へ

harmoを利用可能な薬局や医療機関が増えれば、利用者がharmoで管理できる調剤情報は増えて、メリットが強まるという。
滋賀県薬の会員薬局では、患者の来局時にパンフレットを渡したり、患者一人ひとりにアプリを見せながらメリットを説明し、利用者数を増やしている。店舗によっては1000人以上の利用者がいるようだ。
他の患者が来局時に店頭でカードをタッチする姿を見たので使いたいという人もいるという。 アプリ内のデータは本来事業者ごとに管理されるため、薬局側は提携していない事業者の持つ患者情報は閲覧できない。
しかし、日本薬剤師会が4月、患者の許可が得られれば利用先のアプリ事業者に関わらず、服薬情報を横断的に閲覧できるようシステム化した。
厚生労働省ではこの動きを後押しし、アプリを運営する全事業者に今夏をめどにシステムへの参入を呼び掛けている。

公開日 :2016.06.14 更新日 :2021.10.06

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