視力が「4.0」になるメガネが登場、都内でウェアラブル展が開催

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最新のウェアラブルデバイスやモノのインターネット「IoT(Internet of Things、IoT)」、人工知能(AI)、 AR/VR技術などの「ウェアラブル端末」に関連する技術や製品を手掛ける約200社が勢揃いした『第3回ウェアラブルEXPO(エキスポ)」:が1月18日〜20日までの3日間、東京都江東区にある東京ビッグサイトで開催され、その中では視力「4.0」になれるメガネが登場した。

メガネスーパーが『メガネ型』ウェアラブル端末を出展

今年で3回目を迎えたウェアラブル端末の展示会「ウェアラブルEXPO」には、過去最多となる179社が参加。

株式会社メガネスーパー(本社:神奈川県小田原市、星﨑尚彦社長)では、「視覚拡張」をテーマにした『メガネ型』ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の試作品とその活用例を展示した。この「b.g.」は、メガネの左右に2つの有機ELディスプレイが搭載されている『スマートグラス』だ。

望遠レンズの映像を眼鏡のディスプレイに投影

同社では2014年に「アイケア研究所」を発足し、シニア・ミドルシニアを中心とする顧客情報などのリソースを基にした技術革新により新たな市場開拓を目指してこの「b.g.」の試作品を開発。

「b.g.」に搭載された有機ELディスプレイには、外部デバイスを通して望遠レンズで撮影している映像が映し出されるため、「視力4.0」に等しい映像を見ることができるようになっているという仕組みだ。

スポーツ観戦やライブ鑑賞などの超望遠映像にも対応

ヒトは物を見る時に、左右の目の網膜にうつった映像を、脳内で1つの映像とする「両眼視」機能を働かせているが、左右の瞳の位置は人により差異がある。

そのため、これまでの「単眼型」のスマートグラスとは違い、この「b.g.」では有機ELディスプレイの位置を変えられるようにして、「両眼視」を可能にした。さらに装着した時のフィット感も追求しており、望遠機能を持った外部デバイスはメガネから着脱することもできる。

また、ハーフミラー(マジックミラー)によるシースルー型スマートグラスでの見づらさを改善するために新たに有機ELディスプレイがノンシースルー型の高解像度ディスプレイになっているなど目の負担を考慮して出来た。

同社では、「b.g.」の活用例としてスポーツ観戦やライブ鑑賞の際などの超望遠の映像を映し出せることで新たなエンターテイメントの創出として活用していくことなどが期待されるとしている。

公開日 :2017.02.27 更新日 :2021.10.06

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