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40歳以上の20人に1人が発症し、国内での失明原因の第1位になっている「緑内障」。
自覚症状のないまま進行していることも多い眼病だ。
この緑内障について、米国立眼病研究所(NEI)によると、ホウレンソウや小松菜などの青菜類を食べることでその予防効果があり、青菜類をしっかりと食べた人では緑内障リスクが20%以上低減する可能性があると発表した。
その研究成果が米医学会誌「JAMA Ophthalmology」(電子版)の2016年1月14日号に掲載されている。
緑内障は眼圧異常などによって視神経の軸索が圧迫・損傷される眼疾患だ。一度障害を受けた視神経は再生することがなく、最悪では失明に至ることもある。
国内の推定患者数は400万人に上り、そのうち9割は自覚症状がないという。
視野欠損や視力低下などの症状が現れることもあるが、そのような症状を自覚した時にはすでに病気が進行していることが多い。
現在では根本治療がないために、次世代の医療であるiPS細胞などの再生医療によって発症メカニズムの解明や治療薬の開発が望まれている。
(視能訓練士コラム :世界初、iPS細胞で視神経細胞を作製も参照)
同研究所が今回行った研究は、大規模集団を対象にした青菜類の摂取と緑内障リスクの低減の可能性を示す初めての研究となった。
アメリカの1984~2012年の看護師健康調査(Nurses'Health Study)と1986~2014年の医療従事者追跡調査(Health Professionals Follow-up Study)に参加した計10万5,000人を対象にした25年間の追跡調査が行われた。
対象者は全員が40歳以上で、調査開始時点で緑内障ではなかった。
また追跡期間中に対象者の内の約1,500人が緑内障を発症していた。
食生活での「青菜類の摂取量」に応じて、1日に平均で約1.5カップ食べる群から3日に約1カップしか摂取しない群まで5つのグループに分けて緑内障の発症割合との関係性を分析した結果、最も多く食べた群(1日約1.5カップ)では、緑内障リスクが20~30%低減していたという。
緑内障の発症時では視神経への血流障害があると考えられるが、この血流に重要な因子の1つである「一酸化窒素」と青菜類には密接な関係がある。青菜類には一酸化窒素の前駆物質(前段階の物質)である硝酸が含まれており、多量に摂取すれば体内の一酸化窒素が増大して血流がよくなるためだ。
緑内障の患者では、眼内の一酸化窒素の産生が低下しているという報告もある。
しかし硝酸を過剰に摂取することで血管が広がり過ぎると、血圧が下がり過ぎてしまい、めまいや立ちくらみなどを起こすこともあるため、研究チームでは、青菜類の過剰摂取にも注意が必要だとアドバイスしている。
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