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近視になった場合に視力を回復させる目の手術である「レーシック(LASIK)」が、その手術技術が進歩したことで老眼にも対応できる新しい手術になっているという。
この新しいレーシック手術はオランダの研究者などの研究グループによって報告されており、手術の1年後には9割近くで老眼が回復しているという。
同グループの研究成果は眼科分野の専門誌「Ophthalmology(オフサルモロジー)」の2015年9月号に掲載されている。
近視の場合、目の屈折が正常時よりずれていることで視力が低下するが、この「屈折のずれ」を直す屈折矯正手段として、眼鏡やコンタクトレンズが最も一般的に使用されている。
この屈折矯正を眼鏡やコンタクトレンズではなく、特殊なレーザー(エキシマレーザー)を照射する手術を行い、近視や乱視などにおける角膜の屈折力を人為的に調整して視力を回復するのが「レーザー屈折矯正手術(レーシック/LASIK)」だ。
2006年10月に厚生労働省に承認された後に、年々手術を受ける人が増加していたが後遺症なども問題になっている。
レーシック手術ではコンピューター制御によって角膜をレーザーで精密に削っていく。
手術時間は40分程度のため日帰りで行われることがほとんどで、視力は手術をした翌日には回復して、1週間~1か月程度で視力が安定する。患者の90%以上が手術後は裸眼視力1.0以上に回復するようだ。
しかし、保険が適用されないため治療費は、片目につき大体10万~30万円と高額だ。治療後の視力の回復が不十分な場合で近視が残ってしまったり、矯正しすぎて遠視になってしまったり、手術箇所から感染するケースも過去には報告されているため眼科専門医の指導や検査を十分に受けることが勧められる。
(視能訓練士コラム :レーシック手術の後遺症、ドライアイなどの眼精疲労も参照)
今回同研究グループでは、老眼に対応する新しいレーシック手術「プレスビー・レーシック(PresbyLASIK)」と呼ばれる方法を採用して、32人を対象に手術を実施している。
この新しいレーシック手術の特徴は、「老眼の解消」に適した目の表面の削り方をしている点だという。
具体的には、角膜の中でも目の正面の中心部に近い「近距離用」の箇所とその周辺の「中距離や遠距離用」の箇所で削り方を変えながらそれぞれ改善させる。
それによって、近視の矯正と同時に近くのものが見えづらい遠視(老眼)矯正も可能になるような光の屈折を調節できるようになっているという。
同研究グループでは検証結果について、手術から1年後の治療成績として、手術を受けた人の内30人(93%)がおよそ視力1.0以上へ視力回復しており、また近距離、中距離、遠距離のそれぞれを見ることができるよう視力が回復していたと報告している。
しかしその内1人はその後視力が元に戻ってしまったということに加え、6人は再手術が必要になることも分かったとしており、手術後の後遺症という点ではまだ懸念がありそうだ。
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