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加齢とともに病気や体の衰え、施設への入居などがきっかけで化粧をやめてしまう女性が多いという。
しかし、化粧品の製造・販売を手がける資生堂(東京都港区・魚谷雅彦社長)の調査では、化粧を楽しむことで高齢者の健康寿命を延ばす効果があることが分かっている。
同社では2013年に「化粧療法プログラム」を開発し、高齢者のほか、視覚障害者・がん患者らのQOL維持・向上を目的とした化粧サービスを展開している。
また最近では、「目が不自由でもきれいでありたい」という視覚障害者の女性を対象にして、目が不自由でも自分でできる「ブラインドメイク」という化粧法が編み出され、広がり始めている。
視力を失い、化粧をすることも諦めて、外出する勇気も出ずに引きこもりがちだった50代の女性は、目が不自由でも出来る化粧法を知って、1人でも化粧を出来るようになると自信を取り戻したという。
ほとんど無かった外出の機会も増えて、おしゃれをして、ガイドヘルパーとランチや買い物に行くのが楽しみになったという。
彼女が実践したのは日本福祉大大学院研究生の大石華法(かほう)氏が考案した「ブラインドメイク」と呼ばれる化粧法だ。
この化粧法では、視覚障害者の女性が鏡を見ないでフルメイクアップできる。
大石氏によると、メイクをする時間は女性が自己肯定感や自尊心を高めて自信を持てて、女性である喜びや楽しみを感じられる大切な時間だという。
視覚障害者の女性たちが化粧に不自由を感じていることは多く、大石氏が開発したこの化粧プログラムには、たくさんの視覚障害者の女性が興味を持ち、現在ではブラインドメイクのレッスンを開いているという。
また、視能訓練士や歩行訓練士などが「視覚障害者にブラインドメイクを教えたい」と希望して『化粧訓練士』の資格取得を目指しているという。
大石氏は独自に開発したメイクを基にして、この「化粧訓練士」の養成講座も開催している。
最近では化粧にリラクゼーション効果やストレス軽減効果があることが分かっており、更に、アンチエイジング効果や療法効果があることも発表されている。
視覚障害者だけでなく、精神障害者の症状や高齢者の認知症予防・抑制への有効性も注目されはじめ、企業による「美容支援活動」の動きも出ている。
ブラインドメイクは1回2時間、計10回のレッスンを受けることで、フルメイクができるようになる。
レッスンは指導者の音声情報だけで行い、使用する化粧道具は市販品のパウダーファンデーションと化粧筆1本のみだ。
あとは障害者の手指で行う。
ブラインドメイクを習得した視覚障害者の女性の意識調査では、「積極性が増し、QOLが向上」しているという。
大石氏は「(視覚障害者を対象とした美容支援は)社会的な価値が大きい」と話している。
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