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パソコンやスマートフォンの使い過ぎによる“眼精疲労"や加齢や遺伝などが原因で発症する“眼病"。
それらの予防には、カボチャやほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や鮭、カニなどに含まれる「カロテノイド」という天然色素が良いという。
アメリカ・ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)の研究グループによって、この「カロテノイド」は加齢などが原因による眼疾患である加齢黄斑変性(AMD)の予防に役立つ可能性が示唆された。
その研究結果が10月8日付けの「JAMA Ophthalmology」(電子版)に掲載された。
昨年、世界初のiPS細胞による手術や治療が行われたことでも注目された「加齢黄斑変性」。
欧米では失明原因の第1位であり、初期は目がかすむ程度の症状だが、進行すると、視野の中心が欠けて視力が急激に低下し、場合によっては、失明に至る。
京都大学による調査では、国内の1,200万人以上が加齢黄斑変性の予備軍であることも分かった。
(視能訓練士コラム :iPSによる「加齢黄斑変性」手術、臨床検査技師コラム :iPS細胞にかかる期待も参照)
今回、研究グループでは、50歳以上の看護師と医療従事者の約10万人を対象にした追跡健康調査のデータを調べた。
追跡健康調査データでは、対象者のうち、約2,500人が中等度~高度の加齢黄斑変性を発症していた。
さらに、「ルテイン」や「ゼアキサンチン」と呼ばれるカロテノイドの一種の摂取量が最も多いグループは、それらの摂取量が最も少ないグループに比べ、高度の加齢黄斑変性を発症するリスクが40%低かったという。
「ルテイン」は卵黄やほうれん草・ブロッコリーなどの色の濃い葉野菜、「ゼアキサンチン」はトウモロコシや卵黄、黄パプリカなどに含まれるカロテノイドだ。
これらの成分は、普段から眼の水晶体や黄斑部に多く存在し、光による網膜の酸化や損傷などの黄斑変性の原因を予防する特徴があると考えられている。
また今回の研究のキーワードとなった「カロテノイド」は自然界に750種類以上存在しているとされ、トマトやニンジン、赤パプリカでは赤色やオレンジ色、ホウレンソウやブロッコリーでは濃緑色を呈している。
研究グループでは、カロテノイドの一種でオレンジの皮やパパイヤなどに含まれる「β-クリプトキサンチン」、緑黄色野菜に含まれる「α-カロテン」、「β-カロテン」など他のカロテノイドも予防効果をもつ可能性があるとしている。
今回の調査では、これらの摂取量が最も多かったグループでも中等度の加齢黄斑変性の発症リスクとの関連性こそ認められなかったものの、高度の加齢黄斑変性の発症リスクでは25~35%低い傾向が見られた。
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