牛などの「赤肉」の食べ過ぎによる大腸憩室炎リスク
公開日 : 2017.03.28 更新日 : 2021.10.06
米・マサチューセッツ総合病院の研究チームが赤身肉を多量に摂取することで「大腸憩室炎」の発症リスクが高まることを示唆する研究結果を発表した。赤身肉は心疾患やがんリスクの上昇も認められており、野菜や魚・豆類などの摂取を心掛けることが重要のようだ。
ES細胞から「ミニ小腸」作製…難病の原因解明、新薬開発に期待
公開日 : 2017.03.17 更新日 : 2021.10.06
国立成育医療研究センターでは、万能細胞のヒトES細胞から構造や動きが本物の小腸に近い『ミニ小腸』を作製した。「立体」に再現されたのは初で、様々な疾患の発症メカニズムの解明、治療法の開発や創薬に活用することが期待される。
『医療ビッグデータ』等、ICT活用による「次世代型保健医療システム」構想
公開日 : 2017.03.10 更新日 : 2021.10.06
政府では2020年度までの「次世代型保険医療システム」の本格稼働を目指している。医療日用区政や新薬開発などに「医療ビッグデータ」を活用するため、健康診断結果や治療履歴などの患者データを匿名化してそのインフラとして整備する方針だ。
ストレス過剰により生命を脅かす「キラーストレス」
公開日 : 2017.03.03 更新日 : 2021.10.06
ストレスは気付かないうちに脳に悪影響を及ぼす「キラーストレス」によって脳梗塞や心不全などを引き起こす。「ストレスを認めたくない」、「頑張る」、「我慢」といったことで気付かないうちに重篤化してうつ病を招くビジネスパーソンは年々増加しており、注意したい。
睡眠不足は脳が『甘い物』を欲し、体重が増えやすい
公開日 : 2017.02.28 更新日 : 2021.10.06
睡眠不足(特にレム睡眠の不足)により脳の前頭前皮質が『甘いもの』を欲しやすくなり、体重を増加させる仕組みを筑波大の研究グループが解明した。レム睡眠の不足は代謝やエネルギーバランスにも悪影響を与えると考えられ、睡眠から健康的な食生活を見直したい。
「神経ストレス」が胃がんの進行を早める、東大など
公開日 : 2017.02.20 更新日 : 2021.10.06
ピロリ菌感染などから発症するケースも見られる進行胃がんでは、腫瘍微小環境において神経成長因子(NGF)が産生され、神経ストレスを増長させているメカニズムが解明された。NGFを標的とした新薬の開発が期待される。
迅速に製作できる「心臓レプリカ」の作製システムを開発
公開日 : 2017.02.10 更新日 : 2021.10.06
国立循環器病研究センターなどの研究グループが迅速に制作可能な「心臓レプリカ」の作製システムを開発した。3Dプリンターとインクジェットを活用して患者個々の心臓をオーダーメイドで再現する。小児用として1年後の実用化が予定されている。
九州北部などで2月初旬から花粉飛散、早めの対策を
公開日 : 2017.02.06 更新日 : 2021.10.06
今年のスギ花粉の飛散予測では2月初旬から本格的な花粉飛散が開始するという。近畿・九州・四国では昨年の2倍以上の飛散量になる見込みで、日本気象協会では1月中からの対策を呼び掛けている。
睡眠不足解消による効能の1つに「ホルモン機能」の改善
公開日 : 2017.01.24 更新日 : 2021.10.06
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)の研究グループでは、本人が眠気を感じない「潜在的睡眠不足」というバロメーターでも、ホルモン機能への影響のようなヒトの心身への負担が生じるリスクがあることを発表した。
軽度COPDでは酸素療法の効果ほぼなし
公開日 : 2017.01.13 更新日 : 2021.10.06
ジョンズ・ホプキンズ大学医学校の肺・救急医学部の研究チームではCOPDの治療法の1つである酸素療法は軽度~中等度の患者には有効性はないと報告した。症状に合わせた治療の選択が重要になるようだ。
『乳児用液体ミルク』が「解禁」か、災害時の備えや子育て支援にも
公開日 : 2017.01.04 更新日 : 2021.10.06
海外で普及している乳児用液体ミルクだが、国内での規格はなく、販売や製造は行われていない。しかし、災害時の備えや子育て支援として解禁を求める声も上がっている。
B型肝炎の予防ワクチンが定期接種へ
公開日 : 2016.12.21 更新日 : 2021.10.06
10月からB型肝炎の予防ワクチンが国の定期接種のワクチンとして追加された。3歳児未満で感染するとキャリア化しやすく、肝硬変や肝がんを発症する確率も高まるため、ワクチン接種の必要性が高まっていた。
不妊治療で「3人の遺伝子」を持つ子どもが誕生
公開日 : 2016.12.06 更新日 : 2021.10.06
母親の卵子の遺伝情報を含む核を第3者の女性の核を除いた卵子に移植して父親の精子と体外受精させる「ミトコンドリア」置換法で「3人の遺伝子」を持つ子どもが生まれた。来年にもまた別の両親から2人の子どもが誕生する予定。しかし倫理的な面からコンセンサスは得にくい。
がんの高精度診断・最適化医療へ、新組織設立
公開日 : 2016.11.25 更新日 : 2021.10.06
ゲノム解析を活用したがん最適化医療の実現を目指して、「がんプレシジョン(最適化)医療研究センター」が開設された。ゲノム活用によるがんの超早期診断やがんワクチンなど免疫治療開発が期待される。
横浜市内の病院で患者中毒死、点滴に「界面活性剤」が混入
公開日 : 2016.11.14 更新日 : 2021.10.06
横浜市内の大口病院で男性患者2人の点滴袋に消毒液「ヂアミトール」が混入され、中毒死する事件が起きた。死因は「ヂアミトール」に含まれる界面活性剤とされている。病院内の保存用の点滴袋に針で刺したような小さい穴も見つかっている。
ヒトの脳内では出来事の「タグ」が長期記憶されている!?
公開日 : 2016.10.18 更新日 : 2021.10.06
富山大などの共同研究グループによると、「とても強い体験」と「ささいな出来事」を同時に体験することで、脳内の記憶エングラムが拡大し、「行動タグ」というタグ付けが行われることが分かった。PTSDなどの精神疾患治療への応用が期待される。
「安心する行動」を増やすことでうつ病症状を改善
公開日 : 2016.10.05 更新日 : 2021.10.06
英・エクセクター大学の研究により、「行動活性化療法」によるうつ病治療に従来の認知行動療法と同程度の効果があることが分かった。さらに治療費用や専門医の養成にかかる医療費の面でも大きな削減が可能になりそうだ。
「怒り」によるストレスは病気の元!効果的なアンガーマネジメントを
公開日 : 2016.09.27 更新日 : 2021.10.06
怒りのコントロールを行う「アンガーマネジメント」が企業にも導入されている。頻繁に「怒り」の感情が出る人は心臓発作や脳卒中のリスクも高まるとされるため、表現方法やTPOによる使い分けを学び、前向きな考え方のエネルギーにしようというものだ。
9割は「屋内」で死亡、真夏日の熱中症に注意
公開日 : 2016.09.14 更新日 : 2021.10.06
真夏日が続き、体調への影響が心配される。熱中症は屋内でも起こり、熱中症で死亡する9割が屋内という報告もある。水分補給やエアコンなどでの体調管理を行い、重篤化を防ぎたい。
子宮頸がんワクチンの接種勧奨中止、HPV感染リスクに大きく関連か
公開日 : 2016.09.06 更新日 : 2021.10.06
子宮頸がん予防のワクチン接種は副作用の問題もあるが、大阪大の研究グループでは、国のワクチン接種勧奨が中止になった期間にワクチン接種対象の年齢であった女性はHPV感染率が上昇していると考えられる研究結果を発表している。
魚類やナッツ類の脂肪は健康的、脂肪の違いが寿命にも影響
公開日 : 2016.08.24 更新日 : 2021.10.06
米・ハーバード大学などの追跡調査研究により飽和脂肪酸とトランス脂肪酸は健康に害であることが改めて確認された。一方、魚類やナッツ類に多い不飽和脂肪酸は健康維持や寿命の延伸になることも確認されている。
早期胃がんでは内視鏡治療の長期予後が良好、大阪市立大学
公開日 : 2016.08.19 更新日 : 2021.10.06
大阪市立大学の研究グループが一部の早期胃がんでは従来の外科手術より内視鏡治療のほうが長期予後が良好とされる研究結果を発表した。偶発症の発症リスクも低下し、第一選択肢になる根拠となるとしている。
「産後うつ」の予防に牛乳が効果、愛媛大学など
公開日 : 2016.08.12 更新日 : 2021.10.06
産後うつ,牛乳
『対人恐怖症』の8割の患者に「認知行動療法」が有効
公開日 : 2016.07.27 更新日 : 2021.07.02
千葉大・宮崎大の合同グループの研究から、人前で極度の緊張感や恐怖感を持つ「対人恐怖症」の治療には認知行動療法が効果が高いことが分かった。4月からは保険にも適用されるが、治療の専門家の育成が課題だ。
大人と同様の「便秘の悩み」、小学生でも深刻な実態
公開日 : 2016.07.18 更新日 : 2021.10.06
NPO法人日本トイレ研究所が3月に全国小学生約4,800人の保護者を対象に実施した「小学生の排便と生活習慣に関する調査」から、小学生の半数は友達に知られたくないなどで学校では排便せず、5人に1人は便秘の状態であることが分かった。
妊娠中に大事な「葉酸」、過剰摂取は子どもの自閉症リスク増加に!?
公開日 : 2016.07.06 更新日 : 2021.10.06
妊婦に重要なビタミンの一種である「葉酸」は不足すると胎児の神経管欠損症になるとされ、「葉酸サプリ」などのサプリメントも市販されている注目の栄養素だ。しかし今回発表された研究報告では、葉酸の過剰摂取により最大17倍の胎児のASD発症リスクがあることが示唆された。ここでは、葉酸の過剰摂取による胎児への影響について解説していく。
「がん検診」の初の実態調査結果を公表、厚労省
公開日 : 2016.07.03 更新日 : 2021.10.06
厚労省が初めて実施したがん検診の受診率調査では、主要な部位のがんでは、いずれも6~7割の健診率となっていたが、精密検査では4割まで低下していた。2人に1人ががんになると言われる時代で、万が一、がんになった場合のことを考えておきたい。
40代からの病気のシグナル!?働き盛りの「黄疸」には注意
公開日 : 2016.06.29 更新日 : 2021.10.06
40~50代で生じる黄疸は病気のシグナルかもしれない。特に急性肝炎や肝硬変などの肝臓の病気には注意が必要だ。皮膚や尿、白目が黄色くなるなどの黄疸の症状が出た場合は、身体を清潔に保つことを心掛けて、すばやく医療機関を受診したい。
腸内環境の悪化に注意、食生活を見直すポイントは!?
公開日 : 2016.06.21 更新日 : 2021.10.06
食の欧米化などが原因で若いうちから腸内環境が悪化してしまうケースも多くなっている。食物繊維が多く含まれる和食や乳酸菌を含むヨーグルトなどをしっかりと取りたい。
疲れを予測する脳の仕組みを解明、疲労予防の治療法開発にも
公開日 : 2016.06.16 更新日 : 2021.10.06
成人の約4割にあるという慢性疲労。その患者では脳の特定部位を酷使している可能性が分かった。
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