自閉症児、独特の音楽の好み・美意識を持つ
公開日 : 2017.11.08 更新日 : 2021.10.06
京都大学の正高信男氏の研究から、自閉症児が健常児と比べて「不協和音そのものをあまり好まない」傾向があり、音楽的な効果を狙った「意図的な不協和音が使われている楽曲を長い時間聴き続ける」傾向があるなど、ある種「早熟した」音楽の好みを持つことを突き止めた。
肥満時の「食欲を抑えられない」」脳内メカニズム
公開日 : 2017.11.01 更新日 : 2021.10.06
基礎生物学研究所の研究グループが、肥満状態にある人の脳内で酵素分子「PTPRJ」がレプチンの受容体の活性化を抑制する働きによって、摂食行動を抑制できなくなることを発見した。PTPRJの働きを抑制する薬剤の開発で糖尿病や肥満を抑制・改善される。
全国各地で食中毒、秋からはフグやキノコに注意
公開日 : 2017.10.26 更新日 : 2021.10.06
秋から冬が最も多くなるのがフグ・キノコなどの食中毒(キノコは10月、フグは10月~12月)。また、代表的な食中毒の「O157」や「サルモネラ菌」は食中毒経路以外でも。人から人への感染やペットからの感染がある。
「発達障害」に関する相談件数が過去最多に、人手不足で対応困難
公開日 : 2017.10.17 更新日 : 2021.10.06
厚生労働省のまとめで、「発達障害者支援センター」の相談件数が7万4000件超え(昨年度)で過去最多となった。国・自治体では、地域の実情に合わせたセンターの態勢強化、さらには支援を広げる取り組みが重要になっている。
東京都が独自の「禁煙条例」制定へ
公開日 : 2017.10.10 更新日 : 2021.10.06
2019年9月に開幕するラグビーワールドカップ、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されるが、東京都では、公共施設や飲食店などを原則屋内禁煙とする罰則付きの受動喫煙防止条例の制定を目指す方針を明らかにし、都が国に先行して喫煙規制に動き出すことになった。
インスタグラムの投稿写真からAIが「うつ病」を診断
公開日 : 2017.09.29 更新日 : 2021.10.06
米ハーバード大学と米バーモント大学は共同で、機械学習プログラムによって、AIがユーザーの投稿写真からうつ病の徴候を検知するシステムを開発し、7割の確率でうつ病を正確に診断できたという。
『受動喫煙』によって、大動脈疾患の死亡が2倍
公開日 : 2017.09.19 更新日 : 2021.10.06
筑波大学の研究グループによって、受動喫煙が原因となる大動脈疾患(大動脈解離・大動脈瘤)による死亡が増加することを世界で初めて明らかにしたと発表した。特に職場や飲食店などの「家庭外」での受動喫煙の影響が強く、対策の重要性を示すものになった。
十二指腸がんの術後再発、自家小腸移植
公開日 : 2017.09.06 更新日 : 2021.10.06
慶應義塾大学では「ポイツ・イエーガー(Peutz-Jeghers)症候群」に起因した十二指腸がんの切除後再発に対する体外切除・自家移植に世界で初めて成功したと発表した。
火星探査する宇宙飛行士のがんリスクは劇的に上昇
公開日 : 2017.09.01 更新日 : 2021.10.06
米・ネバダ大学(ラスベガス校)の研究グループによって、「火星探査」時の宇宙飛行士のがんリスクは劇的に上昇する可能性があることが示唆された。
「茶のしずく石鹸」などによるアレルギーに関する研究成果を発表
公開日 : 2017.08.25 更新日 : 2021.10.06
藤田保健衛生大学の研究グループが、社会問題にもなった「茶のしずく石鹸」などに含まれる「加水分解コムギによるアレルギー」に関する研究成果として、新たに小麦アレルギーを発症し、さらにはアナフィラキシーや呼吸困難などの生命リスクにさらされる実態を発表した。
「低脂肪」乳製品でパーキンソン病の発症リスクが上昇か
公開日 : 2017.08.18 更新日 : 2021.10.06
脂肪を控えた「低脂肪」乳製品(牛乳やチーズ、ヨーグルトなど)の日常的な摂取によって、パーキンソン病の発症リスクをわずかに上昇させる可能性が示唆された。
ペットも長寿、ペット専用デイサービス・老犬老猫ホームも
公開日 : 2017.08.07 更新日 : 2021.10.06
国内では、犬や猫も長寿に伴い介護期間が必要になっているため、ペット向けの訪問介護や、デイサービス、老犬老猫ホームなどが増えてきている。健康を保つには、ヒトと同様に筋肉量や適性体重を維持すろことが重要になるという。
『塩分』の摂りすぎと高血圧、コホート調査を開始
公開日 : 2017.08.01 更新日 : 2021.10.06
高血圧の原因には、食事での「高塩分食(塩分の取り過ぎ)」が挙げられる。東北大学東北メディカル・メガバンク機構とオムロン ヘルスケア株式会社では、日常生活のモニタリングで得た検査値から高血圧などの疾病の関連を突き止めるための共同研究を開始したと発表した。
改正医療法が成立、美容医療の「ウェブ広告」を規制
公開日 : 2017.07.26 更新日 : 2021.10.06
美容整形手術を巡るトラブルが増えていることを踏まえ、医療機関がウェブサイトで治療効果に関する虚偽・誇大な内容の広告を表示することを規制する改正医療法が可決・成立した。ウェブサイトで「絶対安全な手術を提供」などとうたう場合は規制対象となる。
『膵臓がん幹細胞』の機能阻害に「緑茶カテキン化合物」が有効
公開日 : 2017.07.19 更新日 : 2021.10.06
がんの予後不良の原因になる転移や再発には、『がん幹細胞』が重要な役割を担っているとされるが、九州大学では『膵臓がん幹細胞』の機能を阻害する緑茶カテキンの一種(化合物)を発見したと発表した。
人工細胞足場で「脳梗塞」部位に血管を誘引
公開日 : 2017.07.13 更新日 : 2021.10.06
脳梗塞領域に新たな血管を導くことで、脳の潜在的な再生能力を引き出す治療法の開発の一環で、東京医科歯科大学では脳梗塞領域に血管を誘引するスポンジ形状の人工細胞足場を開発したと発表した。
「脂肪酸」のバランス制御で糖尿病の発症抑制
公開日 : 2017.07.07 更新日 : 2021.10.06
これまで糖尿病の多くを占める『2型糖尿病』は、膵β細胞量(膵臓におけるβ細胞)が減少するとの報告があったが、筑波大学では肥満に伴う糖尿病の発症において、脂肪酸伸長酵素「Elovl6」を阻害すると膵β細胞量の調節が改善し、糖尿病の発症抑制が可能だと分かった。
薬を使わない時差ボケの軽減方法を提案、お茶の水女子大ら
公開日 : 2017.07.03 更新日 : 2021.10.06
体内時計のリズムが乱れることが原因で海外旅行などで起こる「時差ボケ」だが、お茶の水女子大学では数学とコンピュータのシミュレーションを活用して「時差ボケ」の原因を解明し、薬などを使わない時差ボケの軽減方法を発表した。
「SSRI」の抗うつ作用と異なる、うつ病の新たな治療メカニズム
公開日 : 2017.06.28 更新日 : 2021.10.06
うつ病治療の第一選択薬は「選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)」に属する抗うつ薬だ。このSSRIでは効果のない難治性うつ病に対する新たな治療メカニズムとして、大阪大学では『セロトニン3型受容体』が『抗うつ効果』をもたらすことを発見したと発表した。
環境・生体信号のマルチセンサー携帯型自動血圧計を開発
公開日 : 2017.06.22 更新日 : 2021.10.06
気温・気圧、環境生活信号、生体信号を同時に時系列で記録するマルチセンサー携帯型自動血圧計「TM-2441」が開発された。ビックデータ研究や循環器イベントの発症リスクシュミレータ構築に活用される。
『アルギナーゼ1』が仕事ストレス評価の指標となる血液マーカーに
公開日 : 2017.06.15 更新日 : 2021.10.06
仕事ストレスの評価法であるJCQモデルの指標の1つとなる血液マーカーとして、血清中の『アルギナーゼ1』が該当することが分かった。うつ病や循環器疾患リスクなどが潜む仕事ストレスの評価へ利用することが期待される。
ナルコレプシーによる「情動脱力発作」を防ぐ神経経路を発見
公開日 : 2017.06.09 更新日 : 2021.10.06
「情動脱力発作」を防ぐ神経経路として、扁桃体の活動を人為的に直接弱めることで情動脱力発作が抑制される「オレキシン神経→背側縫線核・セロトニン神経→扁桃体」の経路が明らかになった。情動脱力発作の新たな治療法の開発にも期待される。
糖脂質と受容体の結合で「免疫系」が活性化、ゴーシェ病治療など
公開日 : 2017.06.05 更新日 : 2021.10.06
ゴーシェ病では糖脂質「グルコシルセラミド」と受容体『ミンクル』が結合して炎症応答を増悪させて疾患の原因になるケースがあり、この「ミンクル-グルコシルセラミド」経路の研究を進めることで、ゴーシェ病やパーキンソン病の新治療薬の標的になりそうだ。
カロリー過多でもないのにメタボ?硝酸塩の不足に注意
公開日 : 2017.05.30 更新日 : 2021.10.06
レタスやホウレン草などに多く含まれる硝酸塩の摂取不足は、善玉ホルモンのアディポネクチン低下などにつながり、メタボや心血管死を招くことが分かった。また、硝酸ナトリウムを同時摂取することで抑制できることも分かった。
スポーツ選手の「コンディショニング」を一般人にも応用へ
公開日 : 2017.05.17 更新日 : 2021.10.06
スポーツ選手の「コンディショニング」の考え方を一般人の健康向上にも活用しようと「コンディショニング研究会」が発足した。疲労感でコンディショニングを把握するだけでなく、休養を学問的に位置付けようとするものだ。
メカジキやサメなどに含まれる高濃度水銀はALS発症リスクか
公開日 : 2017.05.09 更新日 : 2021.10.06
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症に水銀を高濃度で含有しているメカジキやサメなどの魚の摂取が関与しているという研究報告があった。水銀は有毒金属であり、それによる悪影響との見方だ。水銀濃度の低いサケやタラ、イワシなどを多く食べた方が良いという。
肥満した脂肪細胞で細胞ストレスがインスリン抵抗性を惹起
公開日 : 2017.04.28 更新日 : 2021.10.06
東北大学などの共同研究グループでは、太ると血糖値が高くなるメカニズムとして、肥満した脂肪細胞の細胞(小胞体)ストレスとタンパク質「CHOP」の関与を確認し、そのメカニズムを解明したことを発表した。糖尿病・メタボ・動脈硬化などの治療標的として期待される。
ブロッコリーの新芽・『スルフォラファン』に肥満抑制効果
公開日 : 2017.04.21 更新日 : 2021.10.06
ブロッコリースプラウトに含まれる『スルフォラファン』はNrf2分子を活性化し、肥満抑制効果があることが判明した。肝臓・脂肪組織の炎症やインスリン抵抗性の改善や生活習慣病の予防効果があるとされる。
犬のストレス度合いが分かる心拍測定センサー開発、大阪府立大
公開日 : 2017.04.10 更新日 : 2021.10.06
犬の心拍リズムの「ゆらぎ」の程度を指標化することで装着センサーを付けた犬の感じるストレスの度合いを測定する手法を開発した。犬の健康管理や獣医学への応用にもつながると期待される。
「マンガン」を含む食品を摂取すると妊娠中のうつ症状の予防に
公開日 : 2017.04.05 更新日 : 2021.10.06
愛媛大学などの共同研究グループでは、妊娠中のマンガン摂取がうつへの予防的な関連があることを示す研究成果を発表した。また、食品では大豆製品や魚介類・ヨーグルトに抑制効果が見られ、牛乳では産後うちの発症割合が低下することも分かった。
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