医療向け『AI音声認識ワークシェアリング』サービスを発売
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株式会社アドバンスト・メディアは10月4日、HITO病院（社会医療法人石川記念会）と共同で開発した医療向けのAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice(R) iNote（アミボイス アイノート）」を販売開始したことを発表した。
『医療機関の働き方改革』の推進へ、HITO病院と共同で開発
昨今、大きな社会問題にも挙げられているのが、医療機関での人材不足やそれに伴う業務負担の増加だ。
厚生労働省では、「医師の働き方改革に関する検討会」を開催しており、時間外労働規制等の議論を進めるなどして、『医療現場での働き方改革』の模索を続けている。
このような背景から、今回、同社は、「AI音声認識」と「スマートフォン」を活用してスムーズな情報入力を行い、現場の業務負担軽減やスムーズな情報収集・活用を行える「AmiVoice iNote」をHITO病院と共同で開発。
「音声認識」で保存したデータをシェアして連携
発売開始された「AmiVoice iNote」は、iOSアプリからの各種情報の入力後に、オンプレミスサーバー経由で各診療部署や管理部門、代行入力者らなどと素早く簡単に連携できる『ワークシェアリング』サービスだ。
「音声認識」を活用することで、場所を選ばずに記録内容を発話することで保存することができる。
それに加え、テキスト入力、スタンプ、画像の送信なども可能になっている。
また、入力データはチャット形式で時系列に保存されており、その後はパソコンの専用ソフトウェアからカルテシステムなどにも転送することができる。
各ユーザーの使用状況をグラフ化することで、人材配置の最適化など、行動分析への活用も可能だ。
「1日あたり約11時間」の入力時間を削減可能に
同サービスの導入実証として、HITO病院では、業務効率化による治療とケアの質向上を実施。
同院リハビリテーション科では、これまで共有パソコン（3人あたり1台、キーボード入力）でカルテ入力を行っていたが、同サービス活用によって、治療後には、即座に治療データの入力が可能になったとしている。
これによって、従来の共有PCによるキーボード入力と比較すると、「約70％」の業務削減となり、「1日あたり約11時間（検証人数41名）」の削減が実現。
セラピストへのアンケート結果では、8割以上のセラピストが、「音声入力は簡単」で、「入力速度が速くなった」との回答が得られている。
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