医療従事者も感染、ナイジェリアで過去最悪の『ラッサ熱』流行

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ネズミを介してウイルスが拡散する『ラッサ熱』が、西アフリカのナイジェリアで猛威を振るっており、過去最悪の『ラッサ熱』流行になっている。

世界保健機関(WHO)によると、これまでに「死者」は72人、「感染者」は317人に上ったことが確認されており、さらに「感染の疑い」が764人にあり、「感染の危険がある」のは、患者との接触が確認された2845人。

この『ラッサ熱』に感染した患者では、その死亡率は平均1%、入院患者では15%程度とされるが、ナイジェリア疾病対策センターによると、今回の死亡率は22%に上る。(2018年2月25日時点)

今年1月以降で、ナイジェリア国内18州に感染拡大

ナイジェリアでは、『ラッサ熱』の流行が繰り返されているものの、今回ほど流行が広がったのは初めて。(WHOによる)

ナイジェリア疾病対策センターでも、2月28日に、今回は「未曽有の大流行」となっており、今年1月の発生以来、18州に感染が拡大していることを発表した。

『ラッサ熱』に感染した場合は、発熱や目・鼻など体の様々な部位からの出血などの症状が現れる。通常では、人から人へのウイルス感染率は低く、主にはネズミを介してウイルスが拡散するとされる。

医療従事者が感染、死亡するケースも発生

人から人へのウイルス感染率は低いとされる『ラッサ熱』だが、今年に入って、ナイジェリア国内の病院で、医療従事者14人が『ラッサ熱』に感染。そのうち4人は2ヶ月(8週間)以内に死亡している

WHOでは、病院スタッフへの感染拡大防止に力を入れる方針だが、2月28日には、ナイジェリア南部の3州で医療施設の対応が追いつかなくなっており、現地の病院・医療支援団体と連携して、対応を急いでいることを発表した。

西アフリカ周辺国への感染拡大も懸念

WHOによると、ベナン、リベリア、シエラレオネで、いずれも過去1ヶ月の間にラッサ熱の症例が報告されたため、懸念されるのが西アフリカの周辺国への感染拡大。しかし、国境を越えてこれ以上感染が拡大するリスクは、「現時点では低い」としている。

公開日 :2018.04.10 更新日 :2021.10.06

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