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全国各地で「食中毒」の被害が拡大している。私たちにとって「食」は生きるには必要不可欠な一方で、そこで様々な細菌、ウイルスなどが繁殖してしまうと大きな健康被害にもつながる。
7月~8月の夏場にかけて、全国各地の焼き肉店や総菜店などで焼き肉の盛り合わせやポテトサラダなどを食べた男女が、下痢や腹痛などの症状などを発症、腸管出血性大腸菌「O-157」が検出されるケースが見られた。
9月下旬にも、『仕出し弁当』を食べた幼稚園児が下痢や発熱、嘔吐(おうと)などの食中毒症状を発症し入院、数人から「サルモネラ属菌」が検出された他、多数の食中毒被害が発生している。
食中毒被害が発生した店舗・業者では、数日間の営業停止処分を受け、衛生管理態勢を見直して営業を再開しているが、中には閉店する店舗も見られる。
食中毒は、主に「細菌性(約60%)」・「ウイルス性(約30%)」「自然毒(約10%)」に分類されるが、細菌性では、感染型腸内ビブリオ、サルモネラ、病原性大腸菌など、ウイルス性ではノロウイルス、自然毒では動物性のフグ毒・貝毒、植物性の毒キノコ・毒草などが代表例だ。
全般では4・5月の春の暖かくなる時期や夏場の最盛期(7月~9月)が頻繁に発生する傾向だが、フグ・キノコなどは秋から冬(キノコは10月、フグは10月~12月)が最も多くなる。
また、過去には冬の期間(11月~3月)を中心に、ノロウイルス感染症と食中毒が流行して、保育園・学校・高齢者施設などでの「集団食中毒」も発生しているため、その対策が求められる。
腸管出血性大腸菌「O157」や「O26」を検出しているケースでは、一概に口から摂取したことによる食中毒だけではなく、感染者の便や菌がついたものに触れてしまい、手洗いなどが十分でなくて感染しているものもある。
そのため、食べ物を摂取しておらず、集団食中毒のような「食」のみによる感染とは無関係のようであっても、プールなどの公共施設のほか、家庭内の入浴などでも細菌が人から人へ感染することには注意が必要だ。
「O157」などの腸管出血性大腸菌では、飛沫感染や接触感染はないものの、「サルモネラ菌」では食中毒に限らず、人やペットからの接触感染がありうる。
体力のない小児や高齢者はわずかな菌量でも感染しやすいので、料理前や排便後だけでなく、ペットを触った後の手洗いなども入念に行う必要がある。
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