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人に最も身近な動物である犬。ペットとして飼う人も多く、約6人に1人は犬をペットとして飼っているという報告もある。そんな人に身近な犬の「心の状態」や「ストレス度」を測定しようという試みがある。
大阪府立大学では、島村俊介准氏(同大獣医学准教師)の研究チームとシャープの共同研究で、犬に装着したセンサーによる『心拍測定』によって、犬の感じるストレスの度合いを測定する手法を開発したと、2月18日付けの日本獣医内科学アカデミーの学会で発表した。
人が感じるストレスでは「自律神経」に影響を与えることで、心拍リズム(心拍の間隔)に微妙な変化が見られる。
この心拍リズムの「ゆらぎ」は、ストレスのある時では小さく、リラックスしている時は大きくなる。これは、ストレス時は交感神経が働き、リラックス時は副交感神経が働くことが関わっているためだ。
このような心拍の変動や自立神経の活動を解析することで、人のストレス度合いを測定する手法はすでに実用化されている。
しかし、動物の心拍のリズムは、その時々の環境で1拍ごとに速くなったり遅くなったりする。犬でも心拍数と関わる呼吸数は、安全時は少なく、回数の変化や変動の個体差が大きいため、犬のストレス度は心拍リズムから測定するのは困難だった。
今回同チームでは、犬の心拍リズムが、リラックス時(副交感神経が優位な状態)だと大きく変動し、ストレス時(交感神経が優位な状態)では一定に近づいていることに着目。
犬の心拍データから、心拍リズムの「ゆらぎ」の程度を指標化することに成功した。
実験によってリラックスしているビーグル犬に実際に副交感神経を抑制する薬剤を投与して、ビーグル犬の心拍を解析したところ、この「ゆらぎの指標」は投与前の1%に減少し、「ストレス」を示す数値が確認できたという。
同研究グループのメンバーの島村氏によると、「食事」や「聞こえる音楽」などへの好き嫌いといった犬の心の内がリアルタイムで分かるようになるといい、犬との新たなコミュニケーションツールになりそうだ。
また、犬の健康管理や病気の早期発見などの獣医療への応用にもつながる可能性もあり、今後は2〜3年後の実用化をめざし、シャープと共同で装着型センサーの開発を進めていくとしている。ちなみに犬に次いで人気のペットである猫は、犬と比べて心拍のゆらぎが小さいため、今回の手法はそのまま使えないようだ。
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