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なんとなく心が塞ぐ、体がだるくてやる気が起きない、こんな心や体の不調を引き起こす「ストレス」。
仕事での長時間労働や人間関係の問題、家庭での子育てや親の介護などといった、生活する上での精神的・肉体的なプレッシャーをうまくやり過ごせないとヒトはストレスを感じやすい。
「何にストレスを感じるか」は人により異なるが、うつ病などの精神疾患を引き起こすリスクもあり、最悪の場合、生命をも脅かすストレス「キラーストレス」には注意したい。
例えば、億劫(おっくう)になる、気持ちが沈む、イライラする、憂鬱(ゆううつ)な気分、喪失感や不安、あせり、集中力の低下などはストレスによる精神的な症状だと考えられる。
ストレスがこのような精神的な影響を及ぼしている場合は、重篤化してうつ病などの精神疾患を発症することが懸念される。また精神面だけでなく、身体や行動にもストレス反応は表れるが、このような精神的な症状では、目に見える身体や行動に表れる症状に比べて見逃されやすいので注意が必要といえる。
さらに最近の研究では、ストレスを受け続けることで、その症状が時間経過とともに悪化して、脳に悪影響を及ぼして生命を脅かす危険性のある「キラーストレス」とも呼ばれるストレスが注目されている。この「キラーストレス」によって脳梗塞や心不全などの症状を引き起こす原因になってしまうためだ。
また、産業医で日本ストレスチェック協会代表理事の武神健之氏によると、「『有名企業の優秀な社員』になるほど(実際にはストレスを受けていても)自分自身の精神的な症状をストレスによるものだと認めたくない気持ちが働くケースが多い。」という。
そのため、上司などに心や体の不調を指摘されても、「(ストレスだとは)認めたくない」と逆に強硬な態度をとるケースが多くみられるようだ。これには「今後の自身の評価・進退問題に対する不安」があるためだとも言う。
しかし、このストレスを認めないでいることが、精神的な症状はさらに悪化してしまい、仕事や家事がつらくなってしまう負のスパイラルに陥ってしまう。
ビジネスパーソンでは、「チームをまとめなければならない」、「個人としての結果を求められる」、「結果が出せない一方で同期は出世していく」などのような「頑張る」、「我慢する」といったストレスが続く状況で、うつ病などの精神疾患を引き起こすケースがある。
厚労省による2015年度(平成27年度)の「過労死等の労災補償状況」によると、働き過ぎや上司らとのトラブルが原因でうつ病などの精神疾患にかかり、27年度に労災申請した人は1,515人(前年度比59人増)に上る。
1983年(昭和58)以降行われている同調査において過去最多の数になっている。『ストレス社会』とも呼ばれる現代社会では、今後もこのような仕事による精神疾患に関する問題は増加傾向が続く可能性が高い。
心のストレスが原因で平穏な生活や仕事がままならず、いつの間にか忍び寄る「キラーストレス」によって最悪は生命の危険にさらされる。そんな事態にならないように休日や仕事の休憩時間には気分転換での読書や散歩などで心・体のストレスを上手に解消してほしい。
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