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8月に入り、全国的に猛烈な暑さが続くことが予想されている。35℃をこす猛暑日となっている地域も多く、気象庁では高温注意情報を出して、「熱中症」には十分注意するようにこまめな水分補給などを呼びかけている。
熱中症というと屋外で太陽の強い照りつけを浴びていると体温が上がってしまい、めまいや頭痛などを引き起こすというイメージがあるが、部屋の中でも室温が高いと体温が上がり、身体の「産熱と放熱のバランス」が崩れてしまい、熱中症になってしまう。
そのため、屋内でもこまめに水分を補給したり、エアコンを適切に使うなどでの熱中症対策を心掛けておいたほうが良さそうだ。
熱中症では初期症状としては「めまい」や「ふらつき」などが見られるが、それでも熱中症に気づかないでいると、熱で意識がもうろうとしてそのまま意識を失うケースもある。
普段から頭痛や倦怠感がある場合は、熱中症の初期症状との区別がつかず、自分の状態がわからないまま熱中症で意識を失ってしまうこともある。
意識がはっきりしていなかったり、自分で水分摂取を行うのが難しい状況では、重篤化を防ぐためにもすぐに医療機関に行ったほうが良い。過去には熱中症で死亡した人の9割が屋内で見つかっており、ひとり暮らしや高齢者でエアコンがなかったり、エアコンがあっても使っていない状況であったことが報告されている。
熱中症の症状は主に下記の種類に分けられる。
熱失神
皮膚血管の拡張による血圧低下、脳血流の減少が起こる。めまいや一時的な失神、顔面蒼白などの症状が現れる。
熱けいれん
大量の発汗による血液の塩分(ナトリウム)濃度低下が起こる。筋肉痛や足や腕、腹部のけいれんなどの症状が現れる。
熱疲労
大量の発汗による身体が脱水状態が起こる。全身の倦怠感や嘔吐、頭痛のほか、集中力や判断力の低下などの症状が現れる。
熱射病
体温上昇による中枢機能の異常をきたす状態。意識障害やショック状態になるケースもある。体温が高く、呼びかけや刺激への反応がない、不自然な言動やふらつきが見られるなどの症状が現れる。
熱中症が疑われる場合は、十分な水分補給やエアコンがしっかりと効いている場所に移動し、体温を下げるために水や濡れタオルで身体を冷やすなどのケアが重要だ。熱けいれんや熱失神・熱疲労ではそれらの応急処置を行った上で、生理食塩水や水分の補給を行うことで症状が回復する場合もある。
一方で熱疲労は致死性もある大変危険な状態であるため、応急処置を施しながら、すぐに救急車で集中治療が可能な病院へ運ばなければならない。
どの熱中症でも応急処置では、水やアイスパックで首すじや脇、大腿部の付け根などの大きい血管を冷やす方法や足を高くした状態で寝かせて、手足をマッサージするのは効果的だ。
しかし万が一、吐き気やおう吐などで水分補給がままならない時や応急処置をしても回復しない時、熱疲労が疑われる場合はすぐに救急車を要請して医療機関での治療を受けたほうが良いとされるため注意したい。
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