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30〜40代の働き盛りの社会人は深夜残業や数週間ずっと睡眠時間が4~5時間程度も確保できないことが続くなどの過重労働(長時間労働)が問題になってくる。
1ヶ月に100時間を超えたり、2~6ヶ月の平均が月80時間以上になるような時間外労働は健康障害リスクが高まるとされ、国でも注意を呼び掛けている。
また12月1日からは改正労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」もスタートした。
一方で、働く人の中には日々の仕事の疲れを回復するために、休みの日に「寝だめ」をして体を休める方も多いのではないだろうか。
しかし、この休日の寝だめが糖尿病や心疾患のリスクを高めることが明らかになった。
休日の「寝だめ」というと平日よりも遅くまで寝ていて、平日は7時に起きるのに休みの日は12時過ぎまで寝ていることもある。
そのため、休日の夜は就寝する時間がいつもより遅くなりがちだ。
このように平日と休日で睡眠のリズムが異なる場合、生活のリズムが崩れて「社会的時差ぼけ」の状態に陥ってしまうという。
11月18日に「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」(電子版)に掲載されたアメリカ・ピッツバーグ大学のパトリアシア・ウォン氏らによる研究結果によると、この「社会的時差ぼけ」が危険だという。
同研究では週25時間以上働いている30~54歳の健常者447人を対象に、「睡眠時間および活動時間」の記録と「運動・食生活に関する質問票」への回答を依頼している。
その結果、対象者の約85%は休日の睡眠時間が延長しており平日よりも遅めに起床していた。
また、平日と休日で睡眠時間の差が大きい人では、糖尿病の原因となる糖代謝パラメーター(コレステロール値やインスリン値)の悪化が確認され、インスリン抵抗性(インスリンがうまく作用しないこと)も強くなっていた。
さらにウエストが大きかったり、BMI値が高いなど肥満の傾向もあった。
今回の研究では、平日と休日で睡眠時間に差がない場合でも、休日に一日中家にこもっているなどで生活のリズムが崩れて「社会的時差ぼけ」になってしまうことで身体の新陳代謝が悪くなる可能性があるとしている。
またこの代謝の悪化によって、肥満や糖尿病、心血管疾患の発症につながることを指摘している。
今回の研究は、休日の寝だめが病気の発症に直接関連していることを指摘するものではないが、「社会的時差ぼけ」によって代謝が悪化し、身体に悪影響を及ぼすことに変わりはないようだ。
さらにウォン氏は働き方や社会的義務が睡眠や健康に及ぼす影響に言及する中で、「労働者やその家族へ生活リズムの重要性などの職場教育の実施が有用になるのではないか」と提言している。
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