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近年、偏りのある食習慣や運動不足などの生活習慣に起因して増え続けている糖尿病。
その糖尿病の患者の毎日の睡眠は血糖値の変化や血管障害の発症との関連が強いことが分かった。
大阪市立大の研究グループの脳波計を使った実験で、糖尿病患者は血糖値が上昇すると睡眠の質が落ちることが発見され、その論文が今年4月13日付の米科学誌プロスワンに掲載された。
肥満などの生活習慣病が原因で発病する糖尿病。日本人の糖尿病の大半を占めるのは2型糖尿病である。
(薬剤師コラムコラム :糖尿病新薬で脱水症状、死亡者も も参照)
その患者の多くは睡眠障害を併発している。いつまでも入眠が出来なかったり、眠り続けることが出来ないなどの不眠症の症状が健康な人の約2倍現れるともいわれる。
今回、研究グループは脳波計による測定で、2型糖尿病患者63人の睡眠の質を調べたところ、血糖値が上昇するほど早朝の血圧上昇が高まる、動脈硬化などの血管障害のリスクが増えるなどとともに、深い睡眠の時間帯が減ることが分かった。
研究グループでは従来の糖尿病治療と並行して不眠症治療を行うことで血糖値が改善し、血圧上昇や血管障害を予防できる可能性があるとしている。
運動不足で肥満になる人が増えることで、糖尿病リスクはますます増加しているが、座ることが多いという生活習慣も糖尿病リスクの原因になっている。
これまで糖尿病は運動で予防できるという結果は示されていた。
米ピッツバーグ大学の研究グループが、長時間座る生活習慣があることが糖尿病リスクを高めるかどうかについて調べたところ、糖尿病のリスクがある予備軍に限って、テレビを視聴している時間が1時間増えるごとに2型糖尿病発症リスクが3.4%高まることが分かった。
その研究論文が今年4月1日付けの欧州糖尿病学会誌「Diabetologia」(電子版)に掲載された。
長時間のテレビ視聴はエネルギー代謝が悪いだけでなく、ジャンクフードやスナック菓子などの過食につながっていると米国糖尿病協会(ADA)から指摘もあがっている。
研究グループでは、今回のテレビ視聴と糖尿病の関連性は、健康な人には一致しない可能性があるとしているが、運動不足や過食を改善するためにも、長時間のテレビ視聴には気をつけた方が良いだろう。

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