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口臭の原因とされる舌の表面にできる白いコケ状の汚れ「舌苔(ぜったい)」。岡山大と北海道大の共同チームの研究により、この舌苔が多い人は、咽頭がんや喉頭がんなどの原因とされるアセトアルデヒドの口中濃度が高いことが分かった。ここでは、舌苔や、研究結果について解説していく。
目に見えないために気づきにくい口臭。鏡の前で舌を出して見てみると口臭の原因が見つかる。舌の表面にできる白い汚れの「舌苔(ぜったい)」である。 2015年、岡山大と北海道大の共同研究チームにより、この「舌苔」が発がんのリスクにも及ぶことが分かった。同研究チームは、舌苔が多い人は、咽頭がんや喉頭がんなどの原因になるとされる化合物「アセトアルデヒド」の口中濃度が高いことを同年3月27日に発表。同研究論文は、ブラジルの口腔衛生専門誌「Journal of Applied Oral Science」(電子版)にて掲載された。
舌苔は、食べカスや口の中からはがれ落ちた粘膜細胞、細菌がたまった舌の白いコケ状の塊で、生理的な口臭の原因とされる。疲労・ストレスや代謝不良、胃の不調、栄養不良、タバコの吸い過ぎなどによるもので、口の中が乾燥しやすいと付着しやすい。うがいでは取れず、歯ブラシなどで取り除く必要がある。 舌は粘膜が傷つきやすい部位であるため、力を入れ過ぎず、1日1回程度のケアが勧められている。朝食を抜くなどで口に何も含まない状態が続くと乾燥しやすくなるため、きちんと食事を取ることで唾液が分泌され、口の中の汚れが洗い流されて軽減されることもわかっている。
アセトアルデヒドは、アルコールが肝臓で分解される過程で発生する有害物質である。アセトアルデヒドには発がん性があり、食道がんをはじめ、口腔・咽頭にがんが複数発生するケースもある。タバコの煙にも高濃度のアセトアルデヒドが含まれており、過剰な飲酒・喫煙が原因でがんを発症する人も増えている。

今回の研究では、健康な男女65人を対象に「(舌に占める)舌苔の割合」と「呼気中のアセトアルデヒド濃度」を調べた結果、「(舌苔が舌全体の)3分の2以上付着している」人の呼気中のアセトアルデヒド濃度は、「3分の1以下付着している」人の約3倍だった。 口の中のアセトアルデヒドは喫煙や飲酒などで発生するとされるが、研究チームでは、舌苔に含まれる細菌もアセトアルデヒドを作り出しているとみている。
■舌を清潔にすることでがん予防にも期待
今回の研究では、舌苔を取り除くことで呼気中のアセドアルデヒドの濃度が下がることも確認されており、舌を清潔に保っていることががん予防につながる可能性があるとしている。
2019年6月、さらに関与している細菌の特徴が明らかになった。岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の森田学教授をはじめとする研究グループの発表によると、舌表面に付着した汚れである「舌苔」のもととなる粘膜細胞などの口腔細菌が、アセトアルデヒドを産出しているという。 この研究成果は、ブラジルの歯学雑誌「Journal of Applied Oral Science」にて掲載された。 ■健康な成人39人を対象に研究 対象者は、岡山大学病院歯科を受診した39名で、年齢は20~30歳、男性12名、女性27名だ。測定前48時間は臭いの強い食物の摂取を避け、24時間は喫煙や香水の使用を控え、12時間はアルコール摂取を避けるよう指示し、その状態で口腔のアセトアルデヒド濃度を測定。また、舌苔が舌表面を覆っている面積の3段階評価と、舌表面の中央から採取した舌苔の細菌数検査を行った。 舌苔の状態が3分の2以上と広い人は、アセトアルデヒドの濃度も平均より高く、細菌数も増加する相関がみられた。しかし、その一方で年齢との相関は見られていない。
同研究グループの横井氏らは、今後の展望として、がん患者や喫煙者・飲酒者にも研究対象を広げて、舌表面の細菌の特徴解明を目指していくとしている。 舌の細菌とがんとの関係性がより明らかになれば、がん予防対策への大きな一歩となることが予想されるだろう。

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