フライドポテトやチキンナゲットは心不全のリスクを増やす

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フライドポテトやチキンナゲット、ドーナツなどの揚げ物を多く食べる人ほど心臓の能力が低下し、不健康な状態に陥る心不全のリスクが高まることがわかった。
アメリカのハーバード大学医学部の研究グループが米国心臓協会(AHA)の会議で発表した。
同研究グループは、アメリカ国立衛生研究所の施設の1つである国立心肺血液研究所(NHLBI)から資金提供を受けて研究を実施していた。

心不全

心不全は、心臓の能力が低下して体全体に血液をうまく循環させることができなくなり、身体に不健全な症状が起こる状態である。
息切れや咳などの症状が現れ、急性心不全では、呼吸困難やショック症状などの急性症状も現れる。
米国心臓協会(AHA)のデータでは、65歳以上の入院理由で最も多い病状の1つなっている。
欧米での心不全の発症率は、1,000人当たり7.2人にのぼるとされており、国内でも生活習慣の欧米化が進んで、発症率がほぼ同程度に迫っているとされる。
狭心症や心筋梗塞などが原因で心不全を発症した人が全体の約半分となっており、その他、糖尿病や腎臓病も原因となる。

揚げ物を食べる回数と心不全リスク

研究グループでは、医師への健康調査に参加した平均66歳の男性医師1万5000人以上を対象にして、3年間での揚げ物を食べた頻度についての質問を行った。
その結果、心不全の発症リスクは、揚げ物を食べない場合よりも、食べる頻度が「週1~3回」では18%、「週4~6回」では25%、「7回以上~」では68%高かった。

食生活の改善

心不全も含めた慢性疾患を予防するには、揚げ物を食べる頻度と量を適度に減らすほうがよい結果になった。
研究グループでは、健康的な食事として、果物、野菜、豆類などのアルカリ性食品や食物繊維や鉄分などの栄養素を多く含む全粒粉を豊富に摂取し、牛肉やベーコンなどの飽和脂肪酸を多く含む(酸性)食品や塩分・揚げ物を取りすぎない食事を例にあげてもいる。

公開日 :2015.07.15 更新日 :2021.10.06

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