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難治性のがんとして知られる「スキルス胃がん」。胃壁の粘膜の下に隠れた状態で症状が進行するため、早期発見は難しく、さらに進行が非常に速いために胃以外の部位に転移する可能性も高いがんだ。
2012年にお笑い芸人・宮迫博之さんが40代前半の時に発症したものの早期手術で助かったが、2015年にはフリーアナウンサー・黒木奈々さんが32歳の若さで亡くなったことで世間の話題にもなった。
黒木さんは自身の闘病生活を通して著書『未来のことは未来の私にまかせよう』を執筆しており、病気の恐ろしさや早期発見の重要性を訴えている。
一方の宮迫さんは偶然知り合いの人間ドック院長に誘われたことがきっかけで検診を受けたことが結果的に早期発見に繋がり、命拾いになったと当時を振り返っている。
胃がんは胃の粘膜の上の部位に発症することが多い。そのため、内視鏡検査などにより早期発見しやすい。しかし、「スキルス胃がん」は胃の粘膜の下に隠れて発症する。
この「スキルス胃がん」を発症するのは年間数千人とされ、胃がん発症数全体の約10%を占めている。30~50代の女性が多く、進行が早いことで死亡率が非常に高く、5年生存率は約20%と予後は悪い。
2016年10月に大阪市立大では、八代正和准氏(腫瘍外科学教授)らの研究チームがこの「スキルス胃がん」の症状進行の原因になるタンパク質を発見したことを発表している。同研究チームでは、ヒトの「スキルス胃がん」の細胞をマウスの胃に移植して観察を行っている。
その結果、「CXCL1」と呼ばれるタンパク質の存在が原因となって、骨髄細胞の表面に存在するタンパク質「CXCR2」にシグナルを送ることで、正常な骨髄細胞をがんの周囲に引き寄せ、がん細胞化・増殖させるメカニズムが判明した。
タンパク質「CXCL1」の働きを妨げる試薬をマウスに投与すると、がん細胞の増殖や転移が抑制されてマウスの生存期間が延びたという。
これはスキルス胃がん治療においてタンパク質「CXCL1」を標的にした新たな治療薬の開発の可能性が広がる画期的な発見になった。
また、今回見つかった2つのタンパク質が同様のメカニズムによって、すい臓がんなど他の難治性がんにも関連しているとしており、同研究グループでは製薬会社などとの連携により、できるだけ早期に臨床試験を開始したいとしている。
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