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今年の8月にブラジル・リオデジャネイロで開催される夏季オリンピック。
ブラジルまでオリンピックの応援に行くかどうかなどで話題になって盛り上がることもあるかもしれない。
しかし、そんな中で心配なのはブラジルも含めた中南米での「ジカ熱」の大流行だ。
このジカ熱を妊婦が発症するとその子どもは小頭症を抱えて生まれる可能性が高くなるとされる。
しかし、妊娠していなければジカ熱にかかっても死亡するケースなどはなく、風邪と同じような症状で治まるともいうが、大流行になっているブラジルに行くことはまったく心配ないのだろうか。
このジカ熱の大流行に対して、WHO(世界保健機関)では2月2日に緊急事態を宣言した。
ジカ熱は蚊の一種であるネッタイシマカが媒介するジカウイルスによる感染症で、その症状は風邪の症状と似ていて、発症すると発熱、頭痛、関節痛、皮疹(ひしん)、眼球結膜充血などを引き起こす。
ジカ熱の主な感染経路は、感染者が蚊に刺され、その蚊が別の人を刺すことによる接触感染だ。
また、性的な接触で人から人に感染することも数例起こっている。
2009年に世界的大流行した新型インフルエンザや2014年の西アフリカでのエボラ出血熱感染症の大流行のように、今年はこのジカ熱が中南米で大流行しており、WHOでは世界的に懸念される公衆衛生緊急事態が宣言された。
これまでにはジカ熱のワクチンやジカウイルスに効果のある薬剤がないのが現状だ。
ジカ熱で死亡したケースはまだ報告がないが、ジカウイルスに感染した妊婦から小頭症の子どもが生まれる可能性が認められている。
この小頭症は脳の発達が不全のままで頭部が異常に小さい状態で生まれてくる病気で、ブラジルではジカ熱が大流行になり、ジカウイルス感染がなかった時期と比べると小頭症の子どもが数10倍も生まれているという。
さらにその詳しいメカニズムや治療法はまだ見つかっていない。
そのためアメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、ジカ熱が流行している地域へ妊婦が渡航するのを控えるよう警告している。
国内でも、中南米でのジカ熱の大流行を受けて対応に動き出している。
国立感染症研究所は1月20日にジカ熱のリスクアセスメントを発表した。
妊婦はジカ熱の流行地へは渡航を控えるよう注意を促すとともに、流行地からの帰国者が国内でジカ熱と診断される症例が今後発生しうるとの見方も示している。
今夏にブラジルにオリンピックの応援に行った人からジカ熱ウイルスが国内に持ち込まれることも十分に予測されるため、同研究所では今後国内でどのような症例についてジカウイルス検査を実施すべきかの検討も行っていくという方針だ。
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