遺伝性の重度発達障害の原因となる遺伝子を発見
公開日 : 2018.07.10 更新日 : 2021.10.06
新潟大学などの共同研究グループによって、細胞内タンパク質修飾機構である『UFM1システム』の機能低下が原因となって、小頭症・精神運動発達遅延などを伴う遺伝性の発達障害を引き起こすことが明かになった。
『血液前駆細胞』を迅速・簡便・安全に大量生産する方法を開発
公開日 : 2018.06.26 更新日 : 2021.10.06
東京医科歯科大学などの研究グループが『血液前駆細胞』を迅速・簡便・安全な方法によって、大量生産する方法を開発。免疫細胞による感染防御・腫瘍免疫のメカニズム解明などの基礎研究の促進や、感染症・がんに対する新たな免疫細胞療法開発の基盤になると期待される。
関節リウマチに特異的な新規バイオマーカーを発見
公開日 : 2018.06.04 更新日 : 2021.10.06
筑波大学の研究グループは、関節リウマチ(RA)患者における特異的な新規バイオマーカー、「シトルリン化inter-α-trypsin inhibitor heavy chain 4(cit-ITIH4)タンパク」を発見した。
脂肪細胞が分泌する「SDF-1」、インスリン誘導性の糖取り込みを低下
公開日 : 2018.05.31 更新日 : 2021.10.06
大阪大学の研究グループによって、脂肪細胞が分泌する「SDF-1(Stromal derived factor-1)」が脂肪細胞のインスリンの効きを悪くし、インスリン誘導性の糖取り込みを低下させることが明かになった。
「B型肝炎ワクチン」の効果に影響を与える新規遺伝要因を同定
公開日 : 2018.05.23 更新日 : 2021.10.06
東京大学の研究グループによって、「HBワクチン」を接種した後の反応が異なる3群でゲノムワイド関連解析(GWAS)およびHLA関連解析を実施した結果、HBワクチン効果に影響を与える新規遺伝要因を同定したと発表した。
『がん関連遺伝子パネル検査システム』による検査が、先進医療として承認
公開日 : 2018.05.16 更新日 : 2021.10.06
国立がん研究センターとシスメックス株式会社が共同開発を進めてきたがん関連遺伝子パネル検査システムを用いて行う「個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査」が、4月1日に先進医療として承認され、4月9日より開始される。
コグニティブ・コンピューティングで「がん遺伝子パネル検査」
公開日 : 2018.05.08 更新日 : 2021.10.06
SBI生命保険株式会社と近畿大学は、AI(コグニティブ・コンピューティング・システム)を活用した「がん遺伝子パネル検査」によって抗がん剤の治療法を提示する体制を構築した。現場の医師とAIの連携によって、より最適ながんゲノム医療の提供体制を構築するものだ。
「薄型」で「伸縮自在」なスキンディスプレイを開発
公開日 : 2018.04.04 更新日 : 2021.10.06
東京大学と大日本印刷株式会社の研究チームは、「薄型」で「伸縮自在」なスキンディスプレイの製造に成功し、スキンセンサーによって計測した心電波形の動画を、皮膚上に貼り付けたスキンディスプレイに表示できるセンサーシステムを開発した。
『免疫チェックポイント抗体医薬品』の共同研究プロジェクトを開始
公開日 : 2018.04.02 更新日 : 2021.10.06
北海道大学とアイバイオズ社などは、産学融合による新薬創製を目指して、「免疫細胞とがん細胞の結合」を食い止める薬として注目される『免疫チェックポイント抗体医薬品』の開発を目指す研究を開始したことを発表した。
『NK細胞』が好中球の悪性化を阻害、がん悪性化抑制
公開日 : 2018.03.28 更新日 : 2021.10.06
富山大学の研究グループが、がん免疫応答におけるNK細胞の新たな機能として、NK細胞が好中球(炎症性細胞)の悪性化を阻害することで、がん悪性化を抑制していることを発見したと発表した。
腸内細菌の「二次胆汁酸」、血糖値・血中の脂質濃度に関与
公開日 : 2018.03.23 更新日 : 2021.10.06
熊本大学の研究グループが、腸内細菌から産生される「二次胆汁酸」の血糖値や血中の脂質濃度への関与と、その分子メカニズムの一端を明らかにしたことを発表した。今後、糖尿病や脂質異常症などの代謝疾患の予防もしくは治療の標的となることが期待されるとしている。
『細胞分化RNAカクテル』、ES・iPS細胞を骨格筋細胞に迅速に分化
公開日 : 2018.03.16 更新日 : 2021.10.06
慶應義塾大学の研究グループが、ヒト多能性幹細胞であるES細胞・iPS細胞から、短期間かつ高い確率で骨格筋細胞に分化させる「細胞分化RNAカクテル」の開発に成功した。骨格筋異常による病気の病態解明、治療薬の開発などに役立つことが期待される。
血液検査で「がん8種」発見、がんの位置も特定
公開日 : 2018.03.12 更新日 : 2021.10.06
米ジョンズ・ホプキンス大学キンメルがんセンターの研究グループが、「8種類のがん」の有無を判定し、がんの位置を特定する「CancerSEEK」という新たな血液検査法を開発した。費用を抑えた新たながんスクリーニング検査法としての実用化に期待がかかる。
世界初!カニクイザルの体細胞クローン誕生
公開日 : 2018.03.05 更新日 : 2021.10.06
体細胞核移植によって、世界で初めてカニクイザルのクローンが2匹誕生した。開発した研究グループでは、「生物医学研究用」のサルを増やす目的としており、新薬や新たな治療法などの開発、病気の仕組み解明、動物の絶滅危機種を増やす手段などに期待できるとしている。
「脂肪」と「炭水化物」の食べ分けを決定する神経細胞「CRHニューロン」
公開日 : 2018.02.26 更新日 : 2021.10.06
生理学研究所(NIPS)などの研究グループが、マウス実験から「脂肪」と「炭水化物」の食べ分けを決定する神経細胞「CRHニューロン」を発見したことを発表した。今後は高度肥満者が脂肪食を好む原因も明らかになることが期待される。
DeNAなどが共同研究開始、『AI創薬』の実現可能性の技術的検証へ
公開日 : 2018.02.15 更新日 : 2021.10.06
DeNAとその子会社DLSなどが人工知能(AI)を駆使した『AI創薬』によって、新薬開発における莫大な開発費の課題を解決しようとその実現可能性を技術的に検証する共同研究を開始した。さらに、「AI創薬事業のグローバル展開」についても検討開始するとしている。
iPS細胞活用によるNAFLD治療・早期発見に向けた共同研究
公開日 : 2018.02.09 更新日 : 2021.10.06
横浜市立大学とDeNAライフサイエンスでは、横浜市大がiPS細胞を作製、DeNAライフサイエンスの会員向け遺伝子検査サービスMYCODEを活用して、「NAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患)」治療の共同研究をスタートする。
膝の軟骨損傷、「チューインガム状」の人口組織で修復
公開日 : 2018.01.19 更新日 : 2021.10.06
広島大学発のバイオベンチャー企業・ツーセルが、膝の軟骨を損傷した患者に、人の細胞からつくった人工組織「gMSC®1」を移植する治療法の臨床試験(治験)を開始。提供者1人の細胞から1,000人~10,000人分 のgMSC®1を作製できる可能性がある。
「ブタプラセンタ」の成分から活性メカニズム解明へ
公開日 : 2017.12.27 更新日 : 2021.10.06
哺乳類の胎盤から抽出した「プラセンタ(胎盤エキス)」の活性発揮のメカニズムとして、東京工科大学の研究グループが、化粧品原料などに使われる「ブタプラセンタエキス」にFGFを活性する物質が含まれることを発見し、機能性化粧品の創成が期待されるとしている。
タカラバイオ社が新規iPS細胞作製法の独占実施権を取得
公開日 : 2017.12.15 更新日 : 2021.10.06
タカラバイオは、九州大学が保有する麻疹ウイルスベクターによるiPS細胞作製技術のライセンス契約を締結し、全世界での独占的実施権を取得したと発表した。今後、iPS細胞作製用に、麻疹ウイルスベクターの最適化・大量製造法の開発などをさらに進めるとしている。
再生医療で「臍帯血由来iPS細胞」ストックの提供開始
公開日 : 2017.12.07 更新日 : 2021.10.06
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は、臍帯血から作製した再生医療に使用可能なiPS細胞ストックの提供を開始した。CiRAでは、2013年度より再生医療実現拠点ネットワークプログラムの一環として、「再生医療用iPS細胞ストックプロジェクト」を本格的に進めていた。
大腸がんの早期発見バイオマーカータンパク質、精度9割以上
公開日 : 2017.12.01 更新日 : 2021.10.06
医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)の研究グループが、国内で患者数の最も多いがんである「大腸がん」の早期診断バイオマーカータンパク質を発見した。従来のバイオマーカーをはるかに上回る9割以上の精度で、大腸がんの早期発見、無駄な内視鏡検査を省くことも期待。
腎臓がんの早期発見バイオマーカー「AZUI」
公開日 : 2017.11.24 更新日 : 2021.10.06
がん研究会の研究チームは、2013年のノーベル医学生理学賞で注目が集まった血中の「エクソソーム」から腎臓がん早期診断バイオマーカー「アズロシディン(AZU1)」を発見した。
悪性の「前立腺がん」に新たな標的の治療
公開日 : 2017.11.16 更新日 : 2021.10.06
東京都健康長寿医療センターの研究グループでは、、従来治療が効かなくなった悪性の「前立腺がん」において、悪性の男性ホルモン受容体である「V7」をつくるRNA結合タンパク質「PSF」と「NONO」を標的とした新たな診断・治療法を提唱した。
モデル動物で脳卒中発症後の疼痛を再現
公開日 : 2017.11.09 更新日 : 2021.10.06
産総研の研究グループでは、後遺症をもたらし、リハビリテーションでの回復を要する脳卒中などの脳損傷後に生じる疼痛のメカニズムの解明や、脳卒中後疼痛の治療法を評価するためのサルのモデル動物を開発した。
『黄砂』で急性心筋梗塞が増加
公開日 : 2017.10.31 更新日 : 2021.10.06
熊本大学などの研究から、中国や東アジア内陸部の砂漠域に由来する『黄砂』が心筋梗塞の発症と関連していることが判明した。また、「高齢者」、「男性」、「慢性腎臓病がある」などの背景要因が重なると急性心筋梗塞を引き起こしやすいということが分かっている。
ゲノム解析による新がん治療へ、ヤフーと九大病院
公開日 : 2017.10.25 更新日 : 2021.10.06
ヤフーは、九州大病院別府病院(大分県別府市)、大分県別府市医師会と共同で、がん患者に対して遺伝子検査(一般向け遺伝子多型検査)の情報活用によって病気発症リスク・体質を調べて個別に最善の治療法を提供することの有用性を実証する研究を開始する。
「先端医療」の市場規模拡大、2025年に30%増の予測
公開日 : 2017.10.18 更新日 : 2021.10.06
「2017年 先端医療・ライフサイエンス研究市場データブック」(富士経済)によると、2025年予測で「先端医療関連市場」は1兆8546億円(2016年比31.7%増)、「ライフサイエンス研究関連市場」は1479億円が見込まれる。
食事で摂取する『リン』の代謝が寿命に影響
公開日 : 2017.10.12 更新日 : 2021.10.06
慶應義塾大学の研究グループによって、寿命制御因子『Klotho』の発現にも大きな影響を与える分子で、リンに対して寿命を制御する分子『Enpp1』が老化を制御していることが初めて明らかになった。加齢に伴う身体機能の低下を防ぐ研究などへの応用が期待される。
「乳酸菌摂取」の保健効果、東北大とヤクルトが共同研究実施へ
公開日 : 2017.09.25 更新日 : 2021.10.06
東北大学東北メディカル・メガバンク機構と株式会社ヤクルト本社は数万人規模のコホート調査の参加者を対象に、『乳酸菌摂取による保健効果』を明らかにするための共同研究を実施すると発表した。
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