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スーパーや生鮮食料品店に並ぶリンゴや梨、メロンなどの果物。
しかし、これらの果物を口にしたら口の中や耳の奥にムズムズとした「かゆみ」などの違和感を覚える果物アレルギーの人が増えている。
どうやら、国内の3人に1人はかかるとされ新たな国民病にもなっている花粉症の患者が増えていることと関係があるようだ。なぜ花粉の症患者が増えると、果物アレルギーの人が増えるのだろうか。
果物アレルギーは、食後2時間もたたない内にじんましんや咳(呼吸困難)などの全身症状を引き起こす「即時型」と食後5分以内に口の中や喉の粘膜にかゆみや腫れなどの症状が出る「口腔アレルギー症候群」の大きく2つに分けられる。
「即時型」は乳幼児や小学生などの世代を中心にバナナやキウイフルーツ、メロンなどを食べたときに起きることが多い。
果物に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因となるたんぱく質)が胃や十二指腸で分解されず、小腸から吸収されて血流に乗って体内を巡るので全身症状となって現れる。
一方、近年、増加傾向になるのが「口腔アレルギー症候群」だ。
こちらはアレルゲンが小腸に到達する前に壊れて、唇や舌、喉などの口腔内で症状が出る。
北海道・東北地方に特有とも言える花粉症に「シラカバ花粉症」があるが、その患者の約2割がリンゴやモモ、さくらんぼなどのバラ科果物にアレルギーがみられ、「口腔アレルギー症候群」を併発したとの報告がある。
同様に、「ブタクサ花粉症」にかかっている人は、メロンやスイカなどのウリ科果物でアレルギーを引き起こしやすいという。
これは果物のアレルゲンの構造が、シラカバやブタクサの花粉と似ていることが原因だ。
アレルゲンの構造が約70%以上似ていると、アレルギー反応を起こすといわれる。
最近は20~30代で花粉症にかかる人が多く、その花粉と似たアレルゲンを持つ果物のアレルギーも併発することが増えているという。
一般に、花粉によって併発する果物アレルギーは症状が軽く済むことが多い。
ただし、全身に反応が出る「即時型」では、複数の臓器に急速に症状が現れ、命に関わる重症の「アナフィラキシーショック」になる例もある。
そのため口腔アレルギーによる軽い症状であれば食べるか食べないかは本人次第のところもあるが、「即時型」ではアレルギーを起こす果物を避けるしかない。
またアレルゲンは熱に弱く、多くの場合、加熱すれば食べることができるため、例えばリンゴであればアップルパイやジャム、ジュースなどに加工する工夫もできる。
それでも万が一、果物を食べて口の中などに違和感を覚える場合は、一度、病院で血液検査や皮膚テストを受けたほうが良いようだ。
アレルギーがあると分かれば、服薬などの対症療法を行うことでかゆみなどの症状を緩和することが期待できることもあるという。
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