難病・『慢性活動性EBウイルス感染症』の原因とがん化のメカニズム
公開日 : 2019.03.06 更新日 : 2021.10.06
名古屋大学の研究グループは、原因不明の難病である『慢性活動性EBウイルス感染症』の遺伝子解析を行い、その原因を解明したと発表した。
肺がん細胞が分子標的薬から生き延びるメカニズム
公開日 : 2019.02.28 更新日 : 2021.10.06
金沢大学の共同研究グループによって、『上皮成長因子受容体(EGFR)変異肺がん』で分子標的薬にさらされた腫瘍細胞の一部がアクセル(AXL、タンパク質、)を使って生き延びるという新たなメカニズムを解明された。
遺伝性乳がん・卵巣がんの原因分子「BRCA1」の新規結合分子『RACK1』
公開日 : 2019.02.22 更新日 : 2021.10.06
東北大学の研究グループによって、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の原因になる「BRCA1」の新しい結合分子『RACK1(Receptor for activated C kinase)』が同定された。
「細胞死」から血管を守る血管の防御機構
公開日 : 2019.02.18 更新日 : 2021.10.06
大阪大学の研究グループによって、血管内皮細胞が、腸内細菌や炎症によって分泌が誘導される炎症性サイトカインから自分自身を守ることで「細胞死」を防ぐメカニズムを明らかになった。
肝細胞がん、分子生物学的・免疫学的に大きく3サブタイプに分類
公開日 : 2019.02.12 更新日 : 2021.10.06
東京医科歯科大学などの共同研究グループなどが、肝細胞がんは、分子生物学的および免疫学的に大きく3つのサブタイプに分類されることを新たに発見したと発表した。
商用化を見据え、高品質な臨床用iPS細胞の製造技術を確立へ
公開日 : 2019.02.04 更新日 : 2021.10.06
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、住友化学株式会社および大日本住友製薬株式会社は12月21日、より高品質で商用製造に適用可能な臨床用iPS細胞を製造するための共同研究を開始した、製造技術確立で高品質な臨床用iPS細胞を産業利用していくことにつなげるとしている。
『高体重』の慢性腎臓病患者は、予後が良好に
公開日 : 2019.01.29 更新日 : 2021.10.06
東京医科歯科大学の研究グループによって、透析期腎不全患者や、慢性腎不全患者(透析導入となっていない時期)において、『BMI高値』は予後良好となり得る可能性があることが分かった。CKD患者のより適切な栄養管理の進歩にも寄与する可能性がある研究成果だ。
胃がんの発生を促進する「miR-135b」
公開日 : 2019.01.23 更新日 : 2021.10.06
金沢大学の研究グループによって、胃がんの発生を促進する「miR-135b」(microRNA)の特定に成功した。「miR-135b」が胃がんの早期発見マーカーとなる可能性や、胃がんの予防・治療標的分子となる可能性が期待される。
肥満を抑制する遺伝子「Ly75」
公開日 : 2019.01.18 更新日 : 2021.10.06
名古屋大学の研究グループによって、「肥満抵抗性」に関わる新たな遺伝子「Ly75」が同定された。ヒトの万病の元である肥満克服に向けてのゲノム医療への応用や、家畜の健康改善、畜産物の生産性の向上に向けてのゲノム育種への応用などに繋がることが期待される。
シスメックス社、「HDL機能測定」の研究受託サービス
公開日 : 2019.01.10 更新日 : 2021.10.06
シスメックス株式会社は12月4日、自社が有する「アッセイノウハウ(測定プラットフォーム)」などを活用して、血中脂質と各種疾患に関する研究者を対象に、研究受託サービスの「研究用高比重リポ蛋白(HDL)機能測定」の提供を開始することを発表した。
筋肉の『幹細胞』を正常に保つメカニズムを解明
公開日 : 2018.12.26 更新日 : 2021.10.06
東北大学の共同研究グループによって、サテライト細胞(筋肉の幹細胞)の維持において、「プロテアソーム系(タンパク質分解系)」が必須であることが発見された。
バイオビッグデータの「見える化」に成功
公開日 : 2018.12.17 更新日 : 2021.10.06
九州大学などが共同で、世界中から集約した「タンパク質とゲノムDNAの結合情報」を全てデータベース化し、組織や臓器を形成する『司令塔的なタンパク質の探索』にも応用が可能であることを示した。
iPS細胞で「パーキンソン病」治療薬の候補物質
公開日 : 2018.12.06 更新日 : 2021.10.06
慶應義塾大学とエーザイ株式会社などの共同研究グループによって、遺伝性パーキンソン病患者由来iPS細胞から分化誘導したドーパミン作動性ニューロンを用いることで、パーキンソン病治療につながることが期待される化合物を同定した。
遺伝子を高度に活性化『TREEシステム』、ゲノム編集を応用
公開日 : 2018.11.30 更新日 : 2021.10.06
広島大学の共同研究グループが、ゲノム編集に汎用される「CRISPR-Cas9」を改変し、DNA配列を書き換えることなく遺伝子の働きをONにし、遺伝子を高度に活性化する技術『TREEシステム』を開発した。
オートファジーによる不良ミトコンドリアの認識機構
公開日 : 2018.11.22 更新日 : 2021.10.06
順天堂大学の研究グループは、「NDP52(オートファジーレセプター)」がミトコンドリア内に侵入し、「ミトコンドリアRNA poly(A)ポリメラーゼ(MTPAP)」と相互作用して、『不良ミトコンドリア選択的なオートファジー(マイトファジー)』を促進することを発見した。
「動脈硬化」の病変部を体外から生きたまま観察できるマウス
公開日 : 2018.11.16 更新日 : 2021.10.06
筑波大学の研究グループが、「動脈硬化」の病変部に蛍光タンパク質「iRFP」を発現させて、病変部が光るマウスを開発した。
「ニキビ」をワクチンで予防、皮膚の常在菌を標的
公開日 : 2018.11.05 更新日 : 2021.10.06
米カリフォルニア大学の研究グループは、ニキビの発生に関与する皮膚の常在菌が放出する毒素「CAMP(Christie-Atkinson-Munch-Peterson)因子」を標的としたワクチンを開発し、このワクチンでマウスやヒトのニキビ病変の組織で炎症を抑制した。
タンパク質の『機能改変』、人工知能で大幅に効率化
公開日 : 2018.10.31 更新日 : 2021.10.06
東北大学の研究グループは、人工知能と実験を組み合わせ、タンパク質の機能改変を従来よりも大幅に効率化する手法の開発に成功した。
ダイズに含まれる健康機能成分「ダイゼイン」生成の仕組み
公開日 : 2018.10.26 更新日 : 2021.10.06
東北大学の研究グループは、ダイズ細胞内で、「カルコン還元酵素」(「ダイゼイン」の生成の鍵酵素)の特定のアイソザイムが代謝的に関連の深い他の酵素と複合体を形成していることを発見した。
FSHDの原因遺伝子『DUX4』、酸化ストレスによって発現増加
公開日 : 2018.10.18 更新日 : 2021.10.06
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の研究グループによって、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)患者由来iPS細胞から作製した骨格筋細胞を用いて、酸化ストレスがFSHDの原因遺伝子『DUX4』の発現を増加させていることを明らかになった。
メタボにもつながる「脂質代謝異常」、砂糖の時間制限摂取で改善
公開日 : 2018.10.05 更新日 : 2021.10.06
名古屋大学の研究グループによって、砂糖の取り過ぎで起こるメタボリックシンドロームへつながる脂質代謝異常(脂肪肝、高中性脂質血症)を砂糖の時間制限摂取により改善することが明らかになった。
ヒトiPS/ES細胞から3次元の脊髄組織の分化誘導
公開日 : 2018.09.25 更新日 : 2021.10.06
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)らの研究グループは、ヒトiPS/ES細胞から3次元の脊髄組織を分化誘導することに成功した。
『EBウイルス』感染によって、細胞が放出するエクソソームが増加
公開日 : 2018.09.18 更新日 : 2021.10.06
北海道大学の研究グループによって、がんの原因となる『EB(Epstein-Barr)ウイルス』に感染すると、細胞が放出するエクソソームの量が増加し、特定のマイクロRNAがエクソソームに高度に濃縮されることが解明された。
抗がん剤の標的になるタンパク質の新たな生理機能
公開日 : 2018.08.31 更新日 : 2021.10.06
熊本大学などの共同研究グループによって、「DNAのねじれ」を解消し、抗がん剤の標的に重要なタンパク質『DNAトポイソメラーゼIIβ』の新たな生理機能が解明された。
iPS細胞から『高品質血小板』を大量生産に成功
公開日 : 2018.08.27 更新日 : 2021.10.06
京都大iPS細胞研究所の研究チームは、ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、実用に使える『高品質血小板』を大量生産する方法の開発に成功した。今後は低価格での高品質血小板の製造に取り組む予定。
テルモ社が『iPS細胞由来心筋シート』の事業化へ参画
公開日 : 2018.08.22 更新日 : 2021.10.06
テルモ株式会社は、ヒトiPS細胞から作製した再生医療用の製品で、心機能の改善などが期待される『iPS細胞由来心筋シート』の事業化に参画することを発表した。
光照射NMR技術でタンパク質の光中間体構造を解明
公開日 : 2018.08.14 更新日 : 2021.10.06
横浜国立大学の研究グループは、『光照射型-固体核磁気共鳴分光(NMR)装置』を用いて、「フォボロドプシン(ロドプシンタンパク質のひとつ)」が光吸収後に生成する複数の「レチナール(光中間体)」の構造を解明した。
がん細胞を『糖鎖クラスター』で識別
公開日 : 2018.08.09 更新日 : 2021.10.06
理研などの共同研究グループでは、マウス実験で、2種類の糖鎖を含む不均一な『糖鎖クラスター』によって様々ながん細胞を見分けることに成功し、このような糖鎖のパターンを使って生体内のがん細胞の「顔」を高度に識別することに成功した。
DNAをヒストンからほどく『ミスマッチ修復機構』
公開日 : 2018.07.27 更新日 : 2021.10.06
九州大学の研究グループによって、DNAの複製の間違いを防ぐ『ミスマッチ修復機構』がDNAをヒストンからほどくことを発見した、『ミスマッチ修復機構』はある種の抗がん剤の効果にも大きく影響することが明かになり、がんの研究などにも役立つことが期待される。
ALSの原因タンパク質の異常凝集体を除去する治療抗体を開発
公開日 : 2018.07.18 更新日 : 2021.10.06
京都大学などの研究グループによって、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因タンパク質『TDP-43』の異常凝集体を除去する治療抗体を開発に成功した。、抗体蓄積による有害事象の懸念も少ないため、「分子標的治療」として有望と考えられる。
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