臨床検査技師の仕事

臨床検査技師のトレンド

臨床検査技師は、病院やクリニックのほか、健診施設、検査センター、研究所、医療機器メーカーなど、さまざまな場所で活躍しています。
近年、予防医学への関心が高まる中、人間ドックによる病気の予防や早期発見、研究所での調査研究など、臨床検査技師の需要は拡大しています。
医療機関での検査内容には検体検査と生体検査がありますが、中でもエコー検査(超音波検査)は需要が高く、転職時には必須の応募条件となることもあります。
臨床検査技師は国家資格取得後も、さらに認定試験を受けてスキルアップを目指せる職業です。
たとえば、超音波検査士、細胞検査士、緊急臨床検査士などの認定資格を取得し、専門性を高めることでキャリアアップが可能です。
また、2022年より保険適用となった不妊治療に関連した採用ニーズも高まっており、胚培養士へのキャリアチェンジを目指す人も増えています。
現在、医療業界ではデジタル化が進んでおり、臨床検査技師の業務にもAIが導入され、検査データの解析などが効率化されつつあります。
とはいえ、人の手で行うべき業務も多く、臨床検査技師のニーズが減少する心配はありません。
今後は臨床スキルを高めると同時に、デジタル技術を使いこなすスキルも重要になっていくでしょう。

臨床検査技師のお仕事内容

臨床検査技師の仕事内容は、大きく分けて「検体検査」と「生理検査(生理学的検査)」の2つに分類されます。
【検体検査】
・血液検査:貧血や白血病などの診断を目的とした検査
・生化学検査:肝機能や腎機能など、体内の化学的成分を調べる検査
・一般検査:尿や便を用いて健康状態を調べる検査
・細菌検査:感染症の原因となる細菌を特定する検査
・病理検査:がん細胞の有無や種類を調べる検査
【生理検査】
・心電図検査:不整脈や胸痛、動悸などの原因を調べる検査
・超音波検査:超音波を用いて、消化器系・心臓・血管などの状態を観察する検査
・脳波検査:脳からの電気信号を記録する検査
・肺機能検査:肺の機能や気道の状態を評価する検査
・聴力検査:「聞こえ」の程度を測定する検査
大規模な病院では各検査が分業されていることもありますが、クリニックなど比較的小規模な医療機関では、すべての業務を一人で担当することもあります。
そのほかにも、胚培養士として体外受精などの生殖補助医療に携わったり、製薬会社においてCRC(治験コーディネーター)やCRA(臨床開発モニター)として活躍したりと、臨床検査技師の活躍の場は多岐にわたります。

臨床検査技師の働き方

臨床検査技師の働き方は、医療機関か企業かによって労働条件や業務内容に大きな違いがあります。
新卒では病院やクリニックに就職する割合が多いですが、その後、スキルアップやキャリアアップを目的に転職する方も多い傾向にあります。
基本的にいずれの勤務先も日勤帯での勤務が中心ですが、病院ではオンコールなどの夜間対応が求められる場合もあります。
休日はシフト制が一般的ですが、企業の求人の中には土日祝が固定休となっているものもあります。
2025年に発表された厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、臨床検査技師の平均年収は508万円です。
ただし、地域や勤務年数によって差があり、求人情報では年収350~400万円程度が多いのが実情です。
エコー検査などの具体的なスキルを身につけたり、認定資格を取得することで、高収入を目指すことができます。
また、技師長や室長などの管理職を目指すことでも、給与アップが期待できます。
正社員の募集が大半を占めますが、短時間勤務や勤務日数の少ないパート勤務、代替要員としての派遣・契約社員の募集も見られます。

臨床検査技師の転職

働き方は多岐にわたるため、「どのような施設形態で働きたいのか」「具体的に携わりたい業務内容は何か」といったキャリアプランを明確にしておくことが大切です。
これまでの経験を活かしてスキルアップを目指すのか、あるいは全く異なる領域にチャレンジしたいのかといった方向性によって、考え方や選ぶ道も変わってきます。
医療機関での勤務を希望する場合は、検査内容の詳細、特にエコー検査に関して、どの領域の経験が求められるのかを事前に確認する必要があります。
企業求人についても業務内容は多岐にわたるため、会社の特色や具体的な業務内容をしっかりと把握しておくことが重要です。
求人数は春(4月)に向けて増える傾向がありますが、中途採用の場合は欠員補充などにより、年間を通じて求人情報が出ています。
募集のタイミングは予測しづらいため、多くの方が在職中に転職活動を進めています。
求人先によって応募資格は異なりますが、生理検査を中心とする医療機関では、エコー検査の経験者を対象とした求人が多く見受けられます。
中途採用では、即戦力としての活躍が期待されるケースも多く、エコー検査において「どの領域の経験が必須か」など、細かな条件が設けられていることもあります。
選択肢が多い分、転職活動に悩むこともあるかもしれません。そうした場合には、転職エージェントへの相談がおすすめです。
キャリアプランや希望する労働条件を整理した上で、ご自身に合った求人を提案してもらうことができます。


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