受診者が「調整可能」な次世代型マンモグラフィ装置

公開日:
最終更新日:

乳がん検診の第一選択肢として使用される「マンモグラフィ」は、検査への不快感や痛みなどで、受診者から敬遠されがちな検査でもある。

医用画像診断装置を手掛けるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、多田荘一郎社長)が昨年10月に発売したマンモグラフィ装置「Senographe Pristina」は、こうした受診者の不快感を少しでも軽減できるよう、受診者・術者・医師の意見を取り入れて開発された製品。

さらに今回、同社では7月13日、次世代型マンモグラフィ装置「Senographe Pristina(TM)」にオプション搭載可能な自己圧迫機能「Self-Compression」を同日より販売開始すると発表した。

受診者自身が調整可能、マンモグラフィ装置「Self-Compression」

今回発売された「Self-Compression」の特徴は、まず、術者が最適な撮像ポジショニングと圧迫レベルの設定を行った後に、受診者自身でもコンパクトなリモートコントロールデバイスを使用して、乳房の圧迫に対し「最終的な調整」を行うことができる。

受診者自身でも調整できる圧迫機能(「Self-Compression」機能)の開発においては、複数の施設で臨床評価を行い、その結果、受診者の不快感が低減する結果を得られたとしている。

不快にならない圧迫機能、受診者の8割以上が高評価

「Self-Compression」機能を用いた撮影では、受診者への「マンモグラフィ検査の圧迫の意義と効果」についての説明が行われた後、受診者に専用のワイヤレスリモコンが手渡される。術者が行うのは、最適な位置へのポジショニングや検査に必要な最低限の圧迫のみを加える。

その後、受診者が術者からのアドバイスに基づきながら、受診者自身で徐々に圧迫を加えながら、最適な圧迫圧で停止。受診者自身が「不快にならない範囲」で最大限の圧迫を行えるため、マンモグラフィ検査での痛み・不快感の一因ともなっている圧迫が原因での受診者の負担を低減する

この「Self-Compression」を用いた検査と従来の検査を比較した調査では、「83%」の受診者が自身で積極的に参加し、圧迫もコントロールできることについて評価しているという。

検査の満足度向上、積極的な受診参加に期待

このような「受診者の不快感の低減」を行いながら、画質を損なうことなかったという結果も出ているという。

受診者自身が自身の検査を主体的に行えるようになることで、マンモグラフィ検査に対する理解が深まることや、検査時の満足度の向上につながるとともに、次回の検査(定期検診など)への積極的な受診の動機づけにつながることも期待される。

公開日 :2017.08.24 更新日 :2021.10.06

臨床工学技士の新着求人情報

  • 《新卒応募可・賞与5か月》小田原市にある透析クリニック

    求人名非公開 ※詳細はお問い合わせ下さい

    月給 205,000円〜2・・・

    神奈川県小田原市

    クリニックでの臨床工学技士業務/透析

     
  • 《託児所完備・性別不問・透析経験者募集》豊中市の病院

    求人名非公開 ※詳細はお問い合わせ下さい

    月給 225,000円~25・・・

    大阪府豊中市

    病院での臨床工学技士業務/日勤

     
  • 《賞与5ヶ月分・準夜勤あり》墨田区の透析クリニック

    求人名非公開 ※詳細はお問い合わせ下さい

    月給 238,800円〜3・・・

    東京都墨田区

    クリニックにおける臨床工学技士業務/好待遇

     

LINE公式アカウント

LINEにて情報配信中!あなたの転職活動をLINEでもサポート。エージェントへ気軽に相談や質問が可能です。

我々は「入職後の活躍」を見据えて、組織にフィットする方々をご紹介しています。
コメディカルのマッチングでは、10年以上の実績がございます。積み上げたノウハウを活かして、採用をサポートいたします。