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今夏の世界的なブームになったスマートフォン向けゲームの「ポケモンGO」。ゲームに登場するキャラクターはもともと人が集まるところに多く出現するとされていて、仕事終わりの夕方や週末になると公園や観光地などには、多くのビジネスパーソンが人気のポケモンをゲットしようと集まる。
スタンフォード大学(アメリカ・カリフォルニア州)とマイクロソフト(MS、アメリカ・ワシントン州、サティア・ナデラCEO)の研究部門マイクロソフトリサーチによる共同研究では、このポケモンに熱中する「プレーヤー」では1日1000歩以上歩行する機会が増加するなど、その活動量が平均26%増えていることが明らかになった。
しかし、国内では「ポケモンGO」をしながら帰宅していた10代の女性会社員が、自転車に乗った男にトートバックを盗まれる窃盗事件が起きたり、自転車を運転しながら「ポケモンGO」を行う「ながらスマホ」による交通死亡事故などが発生して問題になっている。
ポケモンGOは、スマートフォンを利用して現実世界のさまざまな場所でポケモンと呼ばれるデータ上の生き物を探す「拡張現実」ゲームアプリ。
希少価値の高いとされるポケモンをコレクションに加えるためには、公園や図書館、観光地などをあちこち歩き回る必要があるため、サービスが登場した当初から、運動不足の人が体を動かすきっかけになったり、引きこもり状態の人が外に出るようになったなど称賛する声が上がっていた。
同共同研究グループでは、ポケモンGOに「特に熱中している人」は、1日の平均歩数が1473歩増えており、既に活動的な人が使う傾向にある健康関連アプリよりも広く健康促進や寿命の延伸効果が表れているとしている。
この「ポケモンGO」や類似ゲームが長期間にわたっての健康効果をもたらすかは今後の追跡調査が必要になりそうだ。
しかし一方で、サンディエゴ州立大学(アメリカ・カリフォルニア州)などの研究グループの報告では、この「ポケモンGO」による自動車事故リスクが解析されており、「ポケモンGO」は自動車ドライバーの注意力低下の要因となっていることが9月16日付けの「JAMA Internal Medicine」(電子版)に掲載されている。
同研究グループが今年7月にSNSサービス・ツイッターの投稿から「ポケモン」・「運転」・「車」などの単語を含む「ポケモンGO関連のつぶやき」を分析した結果、多くのプレイヤーが車の中や交通量の多くなる場所でポケモンを探していることがわかった。またという。さらに、「ポケモンGO」に起因する自動車事故も数十件確認されている。
今回の研究ではツイッター投稿から「ポケモン」・「運転」という単語を含んだニュース報道も調査しているが、その結果からドライバーや同乗者、歩行者がゲームに熱中して注意散漫になっていることを示唆する
ものだった。
アメリカ自動車協会(AAA)では、ポケモンGOのターゲット層とされている16~24歳の若いドライバーでは注意散漫になりやすく、この年代による交通事故の6割近くは6秒以内の注意散漫に伴い生じているという。
このようなスマートフォンのアプリ使用に限らず、メッセージ・通話も含めてドライバーのスマホ利用は危険性のある行為だ。そのため、ドライバーのスマホ利用は法律で禁止されている。しかし、ここで再度「ポケモンGO」に熱中しすぎると自動車を運転する際に注意散漫な状態になる危険性があることを認識することが不可欠になっている。
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