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業界の不況が続く印刷分野において、その業績打開に向けて様々な事業ポートフォリオの組み換えを行ってきた東証一部の日本写真印刷株式会社(本社︰京都市中京区、鈴木順也社長)が、同社の連結子会社Nissha Medical International, Inc.を通じて、米・医療機器メーカーであるGraphic Controlsグループを子会社化したことを発表した。
同社では、これまでにも美術印刷をメインとする老舗印刷会社としての立ち位置から事業ポートフォリオを組み換え、印刷技術を活用した加飾フィルムやタッチパネルの部品シェアなどのグローバル展開などによって成功している。
今回のM&Aは、今年8月5日の取締役会で決議されたもので、市場の拡大が見込まれる医療分野関連において医療機器の販売を事業ポートフォリオに取り込み、グローバルでの拡大を目指すという。
同社では、これまで持続的・安定的に収益確保を見込める「バランス経営」を重視してきた。その中で複数の事業基盤を維持するとともにグローバル規模での成長が見込める医療業界への進出を伺っていたという。
また、様々な事業ポートフォリオの組み換えを行ってきた中で、現在スマートフォンやタブレット端末などのコンシューマー・エレクトロニクス分野を主力としている一方で、同分野の製品・サービスの低価格化や競争の激化が強まったため、2015年4月からの3年間における第5次中期経営計画では、M&Aを有効な手段として捉え、グローバルでの事業ポートフォリオの組み換えを視野に入れていたようだ。
今後、子会社となるGraphic Controlsグループにより医療市場での事業拡大を図るとともに、既存のコンシューマー・エレクトロニクス分野とのバランスの取れた事業基盤を整えるという。
また、子会社となるGraphic Controlsグループでも、創業時からの印刷などの加工技術を医療機器分野などに応用することで事業領域を拡大してきている。そのため、同社の主力製品となるディスポーザブル電極や手術用器具などの医療機器製品は、フィルムへのパターン形成や射出成形などの加工技術が活用されている。
これは日本写真印刷のコア技術との親和性も高く、中期的にはそれぞれのコア技術を融合することでの新製品の開発や生産効率の改善などへも取り組んでいくとしている。
Graphic Controlsグループでは、現在主力で医療機器自社ブランド品の生産・販売や大手医療機器メーカーの受託生産を行っている。
加速する高齢化やヘルスケアの普及などを背景にして、医療機器市場は、国内だけでなくグローバル規模での成長が見込まれている。そのため、今回の買収により日本写真印刷はグローバルでの販路が見込める新しい事業ポートフォリオを取り込むことになった。
また、医療機器産業におけるOEMの普及もあるため、大手医療機器メーカーからの受託生産事業でも安定した収益確保源として十分に期待が見込めそうだ。
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