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患者の負担を減らす低侵襲手術として注目されている「大腸内視鏡検査」。
大腸がんなどの検査や治療を担う検査法として期待が高まっているが、その一方で検査に用いられる大腸カメラは大腸内の様子が分かるような観察のしやすさや口から体内への挿入のしやすさなどを改善することで、より患者の負担を軽減することも課題になっている。
光学機器・電子機器メーカーのオリンパス株式会社(東京都新宿区、笹宏行社長)では、この大腸内視鏡検査に用いられる大腸ビデオスコープを3月1日から国内で販売開始することを発表した。
新しく発売されるビデオスコープは、ハイビジョン対応の高画質で大腸内での広い視野の確保や高倍率でのズームでの観察が可能になるという。
一般的に約120~150cmの長さを持つ大腸はその長さや4箇所の屈曲部、内部の無数のひだや突起などの構造のため、内視鏡による検査・治療においてはその隅々までを観察できるような検査機器の精度が求められる。
同社では、2012年11月に同社の最上位機種として国内向けの内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA ELITE」を発売しており、それに伴って、高精彩画像で「通常観察」・「近接拡大観察」を切り替えられる2段階フォーカス機能を搭載されたビデオスコープや、経鼻挿入も可能で極細径の挿入性を向上させたビデオスコープなどを順次発売していた。
さらに今回の新機種の発売までにも内視鏡の操作性の向上や患者の負担の軽減を目指した検査機器の機能開発にも取り組んできた。
今回発売された「OLYMPUS PCF-H290Z」は、同社のこれまでの内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA ELITE」に加わる新製品で、ハイビジョン画質で170度の広い視野角を確保し、大腸内の粘膜に近接した状態でも観察が可能になっている。
そのため、粘膜に隠れた病変部の発見などにも適しているという。また、同社が独自に開発した「狭帯域光観察」(NBI)と呼ばれる粘膜表面の微細な血管の観察システムを組み合わせて利用することで、病変の早期発見がさらに期待できるという。
さらに今回の新製品では、挿入性を向上するために大腸の腸壁にスコープが当たると自然に曲がる「受動湾曲」機能や、操作した際の手元の力加減をより繊細に先端に伝えられる「高伝達挿入部」、挿入部の先端の硬度を変える「硬度可変」機能を搭載しており、これらによる患者の苦痛や負担の軽減を目指している。
また操作の利便性では、拡大観察を行うためにズームレバーを動化した際の急な倍率変化を抑え、倍率を合わせやすくしたという。
同社では、今回の新製品を通じた患者の苦痛の軽減と内視鏡の操作性・挿入性の向上への貢献とともに、今後も製品開発を通して内視鏡検査における検査効率や観察性能の向上を追求していくとしている。
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