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近年、医療機器の高度技術化にともなって臨床工学技士が注目を浴びています。国家資格の取得希望者数も増えている傾向にあります。
臨床工学技士は、病院内で医療機器を管理することが仕事です。
最近その医療機器の中で、遠隔医療用のウェアラブル端末が開発されました。これにより、臨床工学技士の仕事の重要性がさらに高まると言われています。
今回は、臨床工学技士の仕事と遠隔医療に役立つウェアラブル端末をご紹介いたします。
臨床工学技士とは、簡単に言うと病院内で医療機器の管理をする技師のことです。臨床工学技士は国家資格であるため、この仕事に就くには国家資格試験に合格する必要があります。
近年、医療機器の技術が高度化しており、臨床工学技士の仕事の範囲はますます広がっています。たとえば輸液ポンプなどを管理する機器管理業務や、人工呼吸器の貸し出しや管理業務、手術室での機器の準備や点検業務、カテーテル検査器の準備や捜査業務、人工心肺蘇生器の操作・管理業務なども臨床工学技士の仕事です。
臨床工学技士は、病院内で多様化の一途をたどる医療機器類の安全性を守るという、非常に重大な役割を担っています。
近年、臨床工学技士がかかわる業務として「遠隔医療」に注目が集まっています。遠隔医療とは、医師や看護師と患者が距離を隔てた場所にいながらに、インターネット通信などを利用することによって診療行為を行う医療方法です。
たとえば放射線画像などを遠隔地にいながら解析し診断する遠隔画像診断や、遠隔地から患者の情報を集め、診断や指導をする遠隔健康管理などがあります。
遠隔医療導入のためには、専用の端末機器が必要になりますが、遠隔医療を行うための通信機械や対応医療機器類の管理操作は臨床工学技士が行うため、臨床工学技士の存在が不可欠になります。
遠隔医療を大きく発展させる可能性がある機器として期待されているのが、ウェアラブル端末です。
これは、2015年10月に日本遠隔医療学会によって主催された第19回日本遠隔医療学会学術大会(JTTA 2015)において、リコーから出展されました。
今後製品化に向けてフィールド検証がすすめられる予定です。
このウェアラブル端末はカメラやディスプレーを備えています。患者がいる現場状況をカメラで離れた場所に伝えたり、遠隔から送信されてきたテキストや図などの指示を、ディスプレー上に表示することも可能なのです。
在宅ケアでの医師や看護師のコミュニケーションや医療機関と災害・事故現場などの情報共有に使うこともできます。さらに、医療機器メーカーと臨床工学技士をつないで、メーカーの指示通りに技師が医療機器の不具合を修復するなど、医療機器の遠隔からのメンテナンスなどにも役立つことが期待されているのです。
このように、ウェアラブル端末によって遠隔医療が大きく発展することが期待されており、それに伴って臨床工学技士の存在や役割が非常に重要なものになると予想されています。
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