調剤薬局事務の仕事

調剤薬局事務のトレンド

現在、医療業界では医療DXの推進により、デジタル化が急速に進展しています。
調剤薬局においても、「薬局薬剤師DX」のもと、業務の効率化が進められています。
電子処方箋システムの導入率は現在60%を超えており、全国の調剤薬局に対しては、2025年までにおおむね普及させることを目標としています。現時点では、8割弱の導入が見込まれています。
また、マイナンバー認証による受付やお薬手帳アプリなど、関連するデジタルサービスの普及も着実に進んでいます。
こうしたデジタル化の推進により、調剤薬局事務の業務負担軽減はもちろん、重複投薬の防止などチェック精度の向上による患者様の安全性向上も期待されています。
さらに、2019年には厚生労働省より「調剤業務のあり方について」の案内が発出され、薬剤師以外が行える調剤補助業務が明確化されました。
薬剤師の指示のもと、薬のピッキングや一包化された薬剤の数量確認など、調剤室での業務を調剤薬局事務が兼任する機会も増えています。
一方、2016年に開始された「かかりつけ薬局・薬剤師」制度の普及は難航しており、2025年までにすべての薬局がこの機能を備えることを目指しているものの、利用希望者は依然として50%に満たない状況です。
また、近年では訪問診療の需要の高まりに伴い、在宅処方を取り扱う薬局も増加しています。
中には、施設在宅を含め在宅処方を専門とする薬局や、ドラッグストア併設型、OTC医薬品販売を積極的に行うなど、独自性を取り入れる薬局も見られるようになっています。

調剤薬局事務のお仕事内容

調剤薬局事務の主な業務は、受付、処方箋入力、レセプト業務、調剤補助です。
そのほか、薬剤の在庫管理や一般用医薬品の販売、薬の配達などを任される場合もあります。
薬局の規模によって、事務スタッフの配置人数は1人から数人程度が多く、分業制を導入しているところもあれば、すべての業務を一人で担当する場合もあります。
受付では、認証付きカードリーダーによるマイナンバーカード認証または保険証の確認、処方箋入力を行います。
処方箋に二次元コードが記載されている場合は読み込みで対応できますが、紙の処方箋の場合は手入力が必要です。
現在普及が進んでいる電子処方箋では、入力作業が不要となるため、受付業務の負担軽減につながります。
レセプト業務には専門的な知識が求められますが、医療DXによる情報の共通化が進むことで、業務効率化が期待されています。
調剤補助業務は薬剤師の指示のもとで行うため、指示を的確に理解し、正確に対応できれば問題ありません。
また、患者様対応や電話応対などもあるため、基本的な接客・接遇スキルも求められます。

調剤薬局事務の働き方

正社員、パート、派遣などさまざまな雇用形態がありますが、正社員の求人が最も多い傾向にあります。
休日についてはシフト制が中心ですが、門前薬局の場合は医療機関の休診日に合わせて固定休となることもあります。
土日祝休みの求人は少なく、多くの薬局では少なくとも土曜日の午前中は開局しています。
勤務時間は薬局によってさまざまですが、終業時間は18時~19時頃が一般的です。
中には夜間まで対応している薬局もあります。
なお、レセプト(診療報酬請求)業務の時期には、業務量が増えるため残業が発生しやすい傾向にありますが、今後は医療DXの推進により、業務負担の軽減が期待されています。
給与については、年収250万円〜350万円程度が平均とされていますが、勤務地や薬局の規模・方針によって差があります。
また、レセプト業務の経験がある場合、給与に上乗せされることもあります。
複数店舗を展開している企業の場合、店舗異動や複数店舗を兼任するケースもあるため、就業場所については事前に確認しておくことが大切です。

調剤薬局事務の転職

薬局の方針や規模によって働く環境はさまざまです。そのため、「どのような環境で働きたいか」「何を目的とした転職なのか」を明確にすることが大切です。
たとえば、「自宅の近くで働きたい」「勤務時間を見直したい」といった条件面での希望はもちろん、「レセプト業務に携わりたい」「調剤補助を経験したい」といった業務内容に関する希望でもかまいません。
薬局ごとに、扱う処方箋の内容や1日の処方箋枚数、事務員の人数などが異なるため、働き方にも大きな違いが出ます。
「患者様一人ひとりとじっくりコミュニケーションを取りたい」「忙しい環境でテキパキ働きたい」など、自分の希望する働き方と異なる職場を選ばないためにも、事前の情報収集が必要です。
転職市場は、年度初めに向けて1~3月に特に活発になりますが、調剤薬局事務は欠員補充の多い職種であるため、年間を通じて比較的安定して求人があります。
新店のオープニングスタッフ募集では複数名の採用があることもありますが、基本的には1名の採用枠で募集されることが多いです。
経験者向け、特に処方箋入力やレセプト業務経験者の求人が中心ですが、なかには未経験者でも応募可能な求人もあります。
その場合は、一般事務やサービス業などの経験がアピールポイントになります。
また、在宅処方を取り扱う薬局では、薬の配達(配薬)業務を担当することもあり、地域によっては車の運転ができるかどうかがポイントとなる場合もあります。
さらに、OTC(一般用医薬品)販売を行う薬局では、登録販売者資格を持っている方が重宝されます。


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